大リーグの開幕試合に、日本中が湧いています。
何しろ先発投手が両チームとも日本人で、昨年度50-50を達成し、MVPを獲得した大谷翔平選手も出場とあって、報道もヒートアップ気味ですね。
5万人もの観客が声援する光景は、あの悪名高いローマ皇帝のネロが10年の歳月をかけて建設したコロッセオの時代もあったでしょうから、人は昔からひいきの選手を応援することで喜びや連帯を感じていたのかもしれません。
もちろんネロの時代、闘技場の中で行われるものは、拳闘士競技や猛獣狩りなどですから、今の常識からすると完全にOUTですが、市民の楽しみであったのは確かです。
ひいきの選手が勝つと自分が勝ったように喜び、負けると選手以上に落ち込む。
しかも、勝ったら乾杯し、負けたら悔しい杯を重ねるのですから、応援は喜怒哀楽を含め、人に様々なものを与えてくれていました。
応援する行為は、人間に力を与えるものなのでしょう。
阪神淡路大震災でも、東日本大震災でも、能登の被災地でも、避難生活を余儀なくされた人たちの中で、最初に元気になっていった被災者は、励ます側、応援する側になった人だと聞きます。
つまり、全国から届く支援物資の配給を待っているだけでなく、支援物資を仕分けをしたり、配ったり、声をかけて励ましたりしている人が、元気になっていく。
もしかしたら、ボランティアで活躍しておられる方々は、応援することで元気をもらっているのかもしれません。
となると、小学校や中学校の時代に応援の喜びを経験させるのも大切だろうと思います。
運動会だけでなく、日々の授業や係活動でも級友や学校を応援して、自分も元気になってほしいものです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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