卒業式や離任式での先生方のお別れのスピーチ。
途中で感極まって声に詰まる先生
涙を我慢して、
少しトーンを落とした声色で何とかお別れの言葉を伝える先生
あらかじめ用意した原稿を淡々と読まれる先生
など、どの先生も懸命に気持ちを伝えます。
そんな先生方が一斉に涙を流す瞬間
それは、最後の校歌を聞く時です。
心が震えます。
涙を流す生徒の姿が目に入ると余計に心が震えます。
教師の労働環境や働き方が問題視されていますが、人を育む仕事の尊さを実感する瞬間です。
ですから、日頃から校歌を大切にしておくことは意味あることです。
日頃からいい加減な校歌の歌い方しかできていなければ、送る気持ちが上手に伝わりませんから。
ところで、こんな感動の時間を陰で支えてくれる人がいます。
日なたに置いたり日陰に移動したりしながら微妙に開花時期を調整して準備をする人
お別れのメッセージを集めたり、会の進行を工夫してくれる人
それを見送ってくれる地域や保護者の方々
いろんな陰の力の人たち。
「慮(おもんぱか)る」
周りのことに思いを巡らすこと
そんなことができる人づくりをキャリア教育でもお手伝いできたらいいなと思います。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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