ネットニュースを含め、WEB上の情報は横書きの文字で溢れています。
縦書きを目にするのは、新聞と小説くらいのものでしょう。
昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の紫式部が、現代に生きていたらビックリでしょうね。
千年も前から縦書きの文化だったのですから
もっとさかのぼれば、熊本県の玉名市江田船山古墳から出土した太刀に刻まれていた文字も縦書きですから、明治以降の横書き文化は一気に縦書きを侵食したかもしれません。
タイプライターでは、誰でも美しい文字が印字できますから、日本人が飛びついたのも頷けます。
しかし、文字数の少ないアルファベットではなく、文字数や種類の多い和文では相当苦労したはずです。
ところが、技術を高めて、和文タイプライター、ワープロ、パソコンと簡便なものを作り上げ、ついには便利な横文字文化の隆盛です。
横書きなら、コピペもレイアウトも簡単ですからね。
しかし、縦書きにも味があります。
今週は小学校の卒業式ですが、式辞などは蛇腹状に折り目を付けて読み進める方が便利です。
折り目は横でなく、縦の方が両手の構えも落ち着きます。
我が町は、若山牧水生誕の地ですが、牧水の歌碑で横書きの物を見たことがありません。
縦書きの方が、使う言葉の順番に意味が出てくるように感じます。
縦書きにもよさがある。
新聞を家庭で購読している数も減っている現代、丁寧に縦に読み、書く経験も大切にしたいものです。
この横書きのブログを書いている私が言うのも何だか矛盾しますが・・・。
最近、横でもないし、縦でもなく斜めに読んでいる私の反省です。
今回はこれで終わります。
次回をお楽しみに
0 件のコメント:
コメントを投稿