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2024年10月10日木曜日

就職と就社

 先日、宮崎Frogsの中間発表会に行った話をしました。

起業を夢見ている彼らですから、やりたいことははっきりしています。


ところで、なりたい職業と仕事は必ずしも一致しないのが現実です。

世界を席巻している半導体企業であっても、全従業員が半導体の製造や開発をしているわけではありません。

・世界的なニーズを把握するマーケティング

・対応するものに合わせた半導体自体の設計や次世代対応の研究

・原材料の調達

・運送

・在庫管理

・輸出入手続き

・メインテナンスや顧客対応

・人事、福利厚生

数えられないくらいの仕事で成り立っています。

そう、入社してからでないと仕事がはっきりしないのが現実です。

JRに勤める人が全員運転手? JALに勤める人が全員パイロットのわけはないですから。

ですから、職業講話では、その職を支えている仕事にはどんな仕事があるかまで

学ばないと世の中を知ることには繋がりません。


1つの仕事にフォーカスすることも大切ですが、仕事全体を見る目は大切にしたいものです。


今回のお話はここで終わります。

次回をお楽しみに

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https://careerhyuga.blogspot.com/2024/10/blog-post_07.html


2024年10月8日火曜日

将来への不安?

3年前の全国PTA連合会の調査ですが、考えさせられます。

高校2年生の時点で、進路について考えている割合が81%。

18歳成人ですから、そのくらいの割合はあって当然です。

ちゃんと自分の将来について考えているのです。

問題は、進路を考えているときの気持ちです。

なんと26%が楽しさを、70%が不安を感じているのです。

大人なるのが何だか怖い、何だか不安が大半だというのです。


では、中高生の時にどんな授業を受けたかったか?

1位 自分の個性や向き不向きを考える学習
2位 将来起こりうる離職や失職など、諸リスクへの対応

子どもたちなりに真剣なことが分かります。

見えない将来への不安に晒されています。

「自分」を見つめ、自分を知ることについての時間が足りていません。

宮崎県キャリア教育支援センターのホームページをのぞくと

「ひなた場」の開催の仕方が詳しく紹介されています。

忙しい現代

立ち止まって自分を見つめたり、自分の思いを聞いてもらうことは

とても大切です。

自分と向き合わないまま将来の選択をさせるのは乱暴であるとも思えます。


「ひなた場」で向き合う相手は親ではありません。

日向市でいうならよのなか先生や先輩という感じです。

親子では何となく恥ずかしくて言えない本音が、斜めの関係であると吐露できるようです。

こういった時間を通して

先に紹介したデータのような不安が減れば有難いことです。

そして、向き合ってくれた大人のエネルギーが伝播すれば

「大人になるのも悪くないなあ」

となるのかもしれません。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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2024年10月7日月曜日

Frogs?

 井の中の蛙大海を知らず

よく聞く慣用句です。

この句の通りFrogsは、大海を知らないカエルたち

今回、宮崎県内で選出されたFrogs生の発表を聞いてきました。

民間主導ですが、文部科学省や宮崎県、宮崎市等も後援している取り組みです。


宮崎の友人から紹介されたものでしたが

驚いたのはFrogs(中高生)のモチベーションの高さ

やらされての発表ではなく、自らやりたくての発表ですから

言葉に力がありました。


① 家族との時間を生み出すスケジュール管理ソフト

② ChatGptを生徒役にし、学習者が教えることで学習者自身の理解を深めるソフト

③ ミュージックリストでネットワークを広げ共有できるソフト

など、中高生なりに自分の考えをある程度形にして発表していました。

驚いたのは、そこに至るまでに全国のFrogs生との切磋琢磨、東京合宿、

大企業や海外とつながったメンターシップやフィードバック

相当手厚いフォローで鍛えられていました。


もちろん、frogs生は別々の学校所属

校種や学年の枠を超え、仲間を世界に求め、自分を磨いている生徒たちを見ていると

未来に希望が持てそうな気がしました。


12月に最終発表会があるようです。


詳細はこちら

https://miyazakifrogs.com/


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに

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https://careerhyuga.blogspot.com/2024/10/blog-post_6.html

2024年10月6日日曜日

リサイクルの取り組み イオン日向 宮田さん

 10月4日に日知屋東小学校で、リサイクルの学習がありました。

講師は、イオン日向の宮田理恵子さん

これまでも多くの学校での講話をされたり、中学生の社会(職場)体験学習を受け入れて下さっており、地元の教育にとても力を注いでくださっています。

今回の学習も、1学年3クラス一斉にやる案もあったのですが、それでは一人一人の児童に思いが届きづらいだろうということで、3学級(つまり、1学級1時間ずつの計3時間)のご指導をしてくださいました。

有難いことです。

メインテーマは、「イオンが取り組んでいる3R活動について」

持続可能な社会を次世代につなげる3R(reduce  reuse recycle)の特徴的な取り組みを分かりやすい写真資料で学びました。

例えば、食品ゴミを減らすために鮮度の落ちたものの値を下げるものがありました。

 私などは、値引きシールが貼られ始めると、買うのを中断して、他の売り場を回って

値が下がったものを買ったりすることがあります。

自分では恥ずかしい感じがしていましたが、誰かが買わないとゴミになるのですから

堂々と値下げ品を買おうと思いました。


・段ボールを減らすためのリターナブルコンテナの活用

・衣料コーナーでハンガーを回収しての再利用

・廃油やゴミなど徹底的な管理のもと肥料化し野菜生産へ


など、どれも考えられた取り組みに子供たちもびっくりです。

宮田さんから

「ごちゃ混ぜになったゴミを分別しなおして再利用するより、始めから分別した方が効率よく再利用できる。」

との話もありました。

協力者が増えることは、環境を良くすることにも繋がるのですね。


さて、子ども達は学んだことを日常の生活で生かすことになります。

正しい環境の考え方や知識を持って未来に備えてほしいものです。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに

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2024年10月2日水曜日

社会人としてのマナー(電話対応編)

教職員のビジネスマナー講座を実施しました。



研修前段をマナーの意味、後段を技術編(今回は電話対応)で行いました。

前段については、また別の機会に紹介しますが、今回は電話応対のマナーのお話です。


言葉が同じでも、メールと違って、電話では伝わり方が変わります。

例えばメール文面に

「突然の延期で申し訳ありません」

とAさんが書こうが、Bさんが書こうが、その熱やニュアンスは同じです。

メールの最後につけられる役職や肩書をみて、組織として対応をしてるのか

係どまりなのかはわかりますが、、、。


ところが、電話だと

声の明瞭さ、高さや低さ、スピードなどの違いで全く印象が変わります。

怖いですね。

誰しも電話での勧誘などで、嫌な気分になったり、つい聞いてしまったりした経験があると思いますが、声には大きな力があるようです。

となれば、学校の先生方も、どんな声の調子で話をすべきなのかは考えてもらいたいのです。

学校には様々な相談だけでなく、時にクレームなどもあるでしょうから。

そういった前提を確認して、電話応対でよいとされていることを

本センター増元がレクチャーしました

・電話を終える際に、「〇〇が承りました。」ー誰が応答したかの印象をはっきり残す。

・30秒以上相手を電話口で待たせない。ー10秒で待たされている人のイライラは始まる。

・目的の人が席を外しており対応できない場合、「いかがいたしましょうか?」と対応の主導権を相手にも渡す。

など、他にも沢山のマナーの確認ができました。


先生と言っても、社会人マナー研修を受けていない場合もあります。

感想に、

「今まで自分が正しいと思っていたマナーが、いろいろ間違っている部分もあってとても勉強になりました。相手に失礼のないよう、今後の生活でも意識して応対していきたいと思います。」

がありました。

今後、他校のニーズにも応えようと思っています。

今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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2024年10月1日火曜日

赤を並べる

江田島に行った時の研修のお話です。

色彩感覚を木の葉で磨く試みでした。

絵具やクレヨンでは、赤は1色です。


しかし、自然界の赤は数えきれません。

そこで、木の葉や草を拾ったり、ちぎったりしながら「あか」を集めました。

するとそこには、いろんな「あか」がありました。

・黄色が少し入ったような赤

・ピンクに近い赤

・黒が入ったような赤

・紫に近い赤

思ったよりもたくさんの赤が集まりました。


そこで指示が出ます。

「色味を考えながら、集めてきた葉を、薄い赤から濃い赤の順に並べてください。」

その指示に従って、集めてきた紅葉を並べるのですが

一つとして同じ赤はありませんでした。

自然の色の豊かさに気づかされました。


そして、こういった自然体験が感性を育むのだという言葉にも納得しました。


1雄勝に入り、急に秋めいてきました。

「赤」や「紅」「赤銅」の葉が少しずつ現れてきます。

故郷でしか味わえない色を味わわせたい。

豊かな郷土を味わってこそ、郷土を愛する心は育まれる気がします。


今回のお話は、ここまでにします。

次回をお楽しみに

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就職と就社

 先日、宮崎Frogsの中間発表会に行った話をしました。 起業を夢見ている彼らですから、やりたいことははっきりしています。 ところで、なりたい職業と仕事は必ずしも一致しないのが現実です。 世界を席巻している半導体企業であっても、全従業員が半導体の製造や開発をしているわけではありま...