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2024年10月29日火曜日

初心忘るべからず

 学生を相手にしていると、その無垢で素直な反応に、こちらが感動をもらうことが多いです。

本当に「青春」って感じです。

青春は心の持ちようで年齢に関係はないと思うのですが、

一応、物心ついて大人になるくらいまでを青春

社会を動かす働き盛りを朱夏

人生の実りを穏やかに迎える白秋

人生を完成させて次の世代にいろんなものを預け、思いを託す玄冬

と区分しています。

若い時期を「」、中年期を「(あか)」、その後を「」と「(くろうと)」で表現するとは昔の人もうまく考えたものです。

でも、その分け方でいくと、私は何と「白秋」(50を超えると)

何だか何でも知っている感じで、恥ずかしくなります。


世阿弥の言葉に

是非の初心忘るべからず(未熟だったころの初心を忘れないように)

時々の初心忘るべからず(今の年齢での芸は初めてのはず、若い時と同じ動きはできないだろうから、初めての場として臨みたい)

老後の初心忘るべからず(年齢を重ねて初めてできるものもある。自分は完成されてはいない)

といったものがあります。


キャリア教育で、登場してくださる日向のよのなか先生たちは、みな現在進行形

過去の頑張りを紹介してくださるだけでなく、今の前向きな姿を教えてくださいます。


その意味では

皆さん、初心を忘れていません


今回のお話はここで終わります。

次回をお楽しみに

次回はこちら

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/10/blog-post_30.html

前回のお話はこちら

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/10/3_28.html



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