自由気ままに過ごした夏休みであればなおさらです。
私は、宿題を提出することはもちろん大切だと思いますが、もっと大切なのは、家庭人としての役割を果たす時間を過ごせたかだと思います。
学校があるときは、家庭のことは親に頼りきりですが、休みであれば家庭で何か役割を果たしてほしいと思うのです。
「洗濯が助かった。」
「玄関の掃除を頑張れたね。」
「お風呂の掃除をやり遂げたね。」
の声が親から上がってほしいなと思います。
ちょっと表現が難しいのですが、キャリアレインボーという考え方があります。
私であれば、①仕事人 ②父親 ③少し前は親の介護者 ④地域人 といった感じです。
10歳の子どもでも、①学生 ②家庭人 ③地域人 ④スポーツチームのメンバー
など、年齢によって役割を変えながら生きていく考え方です。
となれば、小中学生が夏休みに宿題だけやっていればよい訳はありません。
その時々の役割を果たしながら、成長していかなければ
仕事だけをやっていれば許されると勘違いする人間になるかもしれませんね。
小中学生でも、十分に家庭での役割を果たせます。
そして、その経験が大人になった時の生きる力を支えてくれます。
子どもに家の手伝いをさせることは可哀そうなことではありません。
手伝わせないで、人に役立つ経験をさせなかったり、自らの生きるスキルを高められなかったりする方が可哀そうです。
学校の宿題のチェックは先生がするでしょうが、家庭人としての手伝いのチェックも忘れてはいけない大切なことです。
生きる力をつけることは大変ですが、その子の未来を明るくしますからね。
家庭で
「夏休み中、よく手伝いしてくれたね。」
とたっぷり褒められた子ども達が、明るく2学期を始められたらなと思うばかりです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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