先週、メディキット日向にお邪魔しました。
日向市は製造業に支えられた町であり、その雄であるメディキットさんから
本市で進めているキャリア教育にご理解を頂けました。
(メディキットさんは、以前から県内出身の理科系大学生に対して給付型の奨学金支援をし、未来の人材づくりに大きく寄与されています。)
これまでに本センターは様々な事業所にお邪魔して、お話を伺う機会を頂いているのですが
よく聞く言葉は「人手不足」です。
遠い昔に「大学は出たけれど」という言葉が流行りました。
その時は、人余りで就職がなかなかできずに「就職氷河期」とも言われていたのです。
しかし、今や「採用氷河期」
年々採用コストが上がっていて、人材マッチング会社や中途採用あっせん会社などのコマーシャルもメジャーになってきました。
本市の富島高校も日向工業高校も県外の有力企業からの引く手も数多のようで
高校生は多くの選択肢に恵まれているようです。
しかも、出生数自体が減っています。
日向市では、20年前は年間600名を超えていた出生数も、今年は330名前後。
半減した出生数が今後回復するのは難しいでしょう。
そうなると、地元で生まれる人材がこれまでのように都市部に吸い取られると、地元に残る人材の絶対量が足りなくなるのは必然です。
収入だけの勝負では、都会に負けそうですが、地元には地元の価値がある。
地元にいる大人たちが、いかに誇れる郷土を語るかが問われている気もします。
最終的に、地元に就職するか都会に就職するかは個人の自由です。
将来どこにいようが、キャリア教育で育まれた資質を生かして日向の子供たちが社会的にも職業的にも自立して、それぞれの未来を拓いてくれると期待しています。
今回のお話はここまでにします
次回をお楽しみに
次回はこちら
https://careerhyuga.blogspot.com/2024/11/1.html
前回の話はこちら
https://careerhyuga.blogspot.com/2024/10/blog-post_30.html
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