私は、以前翻訳のボランティアをしていたことがあります。
3年間だけ。
FOSTER PLAN の取組です。
Foster parentと呼ばれる里親は、発展途上国の学校に行けない子供に
月5千円を援助します。
そのおかげで、子ども達は水汲み等の家事や労働から解放され、学校に行くことができるのです。
そこでの約束は、年に決められた回数、学校の様子などの報告を
Foster parentにすることでした。
ですから、私が翻訳のボランティアをしてたと偉そうなこと言っても
「今日、学校に行って、お絵かきをしました。学校のお祭りで使う赤い服を縫いました。こんなことができるのもFoster parent様のおかげです。有難うございます。いつまでも元気でいてください」
といったレベルの文章ですから、日本語に直すのは大した苦労はありませんでした。(反対にFosterparentは、季節のこと、自分のこと、fosterchildに対する期待などが書かれてあり、現地の子供の理解できるレベルの英訳にかなり苦戦しました)
この英訳分は、フランス語に訳され、それがスワヒリ語に訳され、現地語に訳されるといった感じで多くの翻訳ボランティアの手が入っていました。
例えば、現地の言葉からスワヒリ語に翻訳されたらホチキスで止められ、そのスワヒリ語がフランス語に訳されたら、その上からまたホチキス止めされ、英訳、和訳されたらそれぞれホチキス止めされるといった具合にわざと多くのボランティアの手を借りて成り立つ仕組みだったのです。
要は、この取り組みの世界的な認知を広めるためだったのでしょう。
私は口ばかりで偉そうなことを言っても実際のボランティアにしっかり関わったことがなかったので、とてもためになりました。自戒もしました。
ボランティア活動が大切と子供に教えている自分が、それまでボランティアに積極的ではなかったからです。
貧しさや家事労働のために学校に行きたくていけない子供は世界で6人に1人
ユニセフは貧しさの連鎖が続くことの警鐘を鳴らし続けています。
違う表現では、「盗まれた将来」と言われることも。
しかし、それらの国より豊かなはずの日本の不登校問題は拡大し、深刻化しています。
もちろん、原因は違うでしょうが、ほっておいたら、子ども達の将来が盗まれるかもしれません。
ですから、学ぶ意味に気づかせ、自分を見つめる様々な取り組みを今後も学校に提案していこうと思っています。
今回のお話はここまでにします。
次回をお楽しみに
次回はこちらから
https://careerhyuga.blogspot.com/2024/10/blog-post_14.html
前回のお話はこちら
0 件のコメント:
コメントを投稿