諸塚中学校に行ってきました。
以前、このブログでも紹介した「ひなた場」を実際に見て、本市のキャリア教育プログラムの1つのコンテンツとして活用したいからです。
実際に、思春期の生徒が今の自分と向き合う場は、なかなかありません。
そして、他の人が、どう人生と向き合ってきたかに触れる機会もありません。
しかも、思春期には特有の不安があり、何となく将来に対する手ごたえのなさに
気持ちが落ち着かなくなることがあります。
そんな中、地域の大人が、
「自分は、人生で、~なことがあったけれど、こうやって乗り越えたよ。」
とか
「失敗ではあったけど、その時に~な決断をして、今を迎えているよ。」
といった話をしてもらうことは、とても有難いことです。
諸塚中学校に集まった協力者は10名
生徒3人に1名の割合での支援です。
もちろん、事前に子供たちに語る材料を準備しての支援です。
子ども達は、少なくとも3人の大人の人生の歩みをたどり、自分を振り返りました。
そして、地元の魅力に触れました。
協力者の方(移住者)が、諸塚村の魅力に、一発で魅了されたエピソードを紹介してくださいました。
それは、東京の喧騒から離れて、諸塚のあるご家庭に突然訪れた時。
しかも、地元の方と顔を合わせて、たったの5分後
「まあ、あがんない。」と言われて家に招かれ、コップ1杯の水を渡されたそうです。
彼はその時のことを、こう語ります。
「見知らぬ若者を、警戒することもなく、自宅に招き入れるんです。しかも、そのコップの中身、何だと思いますか?焼酎だったんですよ!」
この世の中に、突然やってきた見知らぬ若者を自宅に上がらせ、焼酎をご馳走するところがあるというのが奇跡だと思ったそうです。
そして魅了された彼は、それから続く人生史を語りました。
大きな決断をさせた原因が自分の故郷の魅力だったなんて、いいですよね。
こうしたいろんな人生の機微に触れながら、生徒たちは自分を見つめ、将来を考えます。
この企画を実現するには、かなりの協力者の数が必要です。
日向市はコミュニティスクールを推進していますので、何とか協力者を集め、同様の取り組みをやってみたいと思ったところです。
今回のお話は、ここまでにします。
次回をお楽しみに
次回はこちら
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