本日、日向市の小中学校では修了式を迎えました。
日本の四季は、変化に富んだ美しさがありますが、寒暖や風雨で人を鍛える側面もあります。
そんな日常を乗り越えて、修了式まで辿り着いた子供たちに拍手です。
さて、修了式を終えた子供たちの耳は確かに鍛えられたでしょうか?
まさか馬の耳になっていませんよね。
学校での馬の耳訓練は、学校放送で培われている笑えない側面があるかもしれません。
わざわざ、チャイムを入れて学校中を静かにさせておいて、特定の人にしか関係のない情報を放送し、静かに聞いていない子供たちを指導するのは、どうでしょう。
本来、放送はそこにいる大部分の人に関係があることか、緊急時に知らせたかったり、協力をお願いしたりすることに限定したいものです。
それなのに、自分に関係ない連絡を、自分の活動を止めてまで聞くことを強いられなら、聞いているふりをしなければなりません。
時々、学校放送を頻繁に使うツワモノ教師がいますが、これって意味があるでしょうか?
関係者にだけ伝わるように工夫すれば、解決できる問題です。
学校での指導が
「静かに放送を聞きなさい!」(あなたに関係なくても)
「ちゃんと最後まで放送を聞きなさい」(あなたに関係ないのは知っているけど)
を続けると、子供の耳は馬の耳に大変身するかもしれません。
つまり、学校での放送を聞く訓練とは、放送の内容を理解することではなく、静かに放送が終わるのを叱られずに待つものになってしまうのです。
聞き上手というのは、意見が違っていたとしても相手の言い分を正確に理解することです。
しかし、馬の耳訓練を続けていくと、入ってくる音をBGMにし、とりあえず話し終えるのを静かに待つ耳が育つのでは、心配になります。
現在、日向市は午後3時
何と風向きは「東」
修了式で校長先生や担任の先生から聞いたお話が馬耳東風になりませんように!
今日のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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