話し言葉と書き言葉が同じ英語と違って、日本語は明らかに言文が異なります。
話し言葉で、文章を書くと、何だか中身を薄く感じてしまうのはそのためでしょう。
逆に書き言葉で書かれたものをそのまま読み上げると、少し仰々しくなります。
言文不一致ですから大人になっても「書く」ことはなかなかハードルの高いものかもしれません。
しかし、困ったことに大人になっても、いろいろな機会に「書く」ことが求められます。
だからこそ、子どものうちにどう鍛えたらいいのか考えてみましょう。
「書く」から想像できる小中学生の活動と言えば、作文
得意だった記憶の人は少ないのでは?
何しろ、「思った通り書きなさい」と言われても、何を書いていいか分からないのですから。
仮に一つの作文を先生のアドバイスで書き上げたとしても、次もまたゼロからのスタートの場合が多いかもしれません。
なぜなら、書き「型」を習っていないからです。
いったん、型を習えば、後はそこに材料を入れるだけですが、その型が曖昧だと途方に暮れてしまうのは、当然です。
さて、「型」ができ上ると、次は目利きの段階に入ります。
料理人が美味しい料理を作るときに素材にこだわるのと同じです。
書く時も、良い材料集めが大切です。
加えて、料理人が毎日料理を作って腕を磨くのと同じで、書くことも毎日やっていかないと上手くならないから困ったものです。
しかも、出来上がったら、誰かにすぐに食べて(読んで)もらいたい。
料理がアツアツのうちに味わってもらって、感想をもらえればうれしいのと同じで
作文も、できるだけその日に読んでもらって感想がもらえれば次の作文を書くエネルギーになります。
ですから、この春休みに日記を書くお子さんがいる保護者さんは、アツアツのうちに読んで感想を伝えてみてはいかがでしょうか?
本年度のブログはいったん今日で終わります。
いつもアツアツを読んで頂き有難うございました。
では、次回をお楽しみに
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