AI技術の進展によって、数多くの仕事が機械に取って代わられると言われています。
何しろ機械はメインテナンスさえしっかりやっていれば、長時間労働ができますし、単純な型通りの仕事なら、ミスも起こしませんから。
イギリスの産業革命では人手不足を機械化で解消しましたが、皮肉なことに単純作業の仕事は機械に取って代わられ、多くの働き手の仕事が奪われました。
そして、国中でおこったのが機械打ちこわし運動。
しかし、機械化は加速度的に進み、いわゆるホワイトカラー(事務系)と言われる人たちを大量に生み出しました。
今や事務系の人手不足が起こっているほどです。
大八車や荷馬車を使って運搬をしていた人の仕事も車にとってかわられました。
大八車の仕事は無くなったけれど、今や日本の就業人口の8%の人が自動車関連産業に就いています。
新技術は新しい仕事を生んだのです。
令和の今、結構深いところまで考え、データ編集やプログラム作成までする人工知能技術が進んでいます。
IOT(interenet of things)といってインターネットに接続された家電等も続々と登場しています。
スマート冷蔵庫などは、食材管理やレシピの提案までしてくれるというから驚きです。
スーパーやコンビニの在庫管理や発注システムは手作業からデータ化され、物流では自分に届く荷物がどこにあるのかまで分かるようになっています。
これまで人がやっていた仕事だけでなく、人がやっていなかった仕事にまで機械化が進み、結果的に事務系の人手不足は解消されるかもしれません。
しかし、歴史を振り返ると、これからの世の中も新しい仕事が生まれるに違いありません。
どんな仕事が生まれるかは分かりませんが…
ただ、どんなにAIの力が人を超えようが、越えられないものがあるはずで、そこが人の強みになるはずです。
コミュニケーション能力などは、その最たるものでしょう。
人は平気で怒った顔で「怒ってないよ」とか、ニコニコしながら「怒ってるよ!プンプン」
と言えますから。
人の感情を敏感に読み取ることは、AIには難しいでしょう。
人は目の動き、声のトーン、ため息などの生体反応でも、いろんなサインを出しています。
ですから、せめて小中学校時代には、嫌いだから話をしないとか、何を考えているのか分からないから近づかないのではなく、人間関係作りの練習をしてほしいのです。
上手な人間関係を築けない人にも将来の選択肢はあるでしょうが、選択肢は広い方がいいですからね。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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