ネット環境の充実で、大きな映画館に行かなくても自宅のリビングで映画を楽しんだり、競技場に行かなくてもスポーツ観戦ができるようになりました。
本当に便利な時代です。
田舎だと揶揄されれることがあっても、結構、都会並みに楽しめることは多い気がします。
しかも、わが故郷には恵まれた自然環境があります。
それを生かさない手はありません。
私は少年時代、伊勢ケ浜の浅瀬に立っているだけで自分の足元が次第に掘れていくのを楽しんでいました。
この掘れ方は、潮の満ち引きにも関係しており、時間とともに変わる自然の不思議が魅力的でした。
大人になって、潮の満ち引きは月と大きく関係しており、時間のともに変わることを知り、なるほどと納得したものでした。
なにしろ、海水面の上下を見るだけで潮の満ち引きを理解したのではなく、体で満ち引きの強さを感じながら遊んでいたのですから。
浜は、遊びのワンダーランド
砂の中に一瞬で潜り込み、ヒレのついた足で上手に泳ぐキンセンガニ
波に戯れる貝
時には掘れていく足元からハマグリが見つかることも珍しくはありませんでした。
岩場の潮だまりでは、小エビや色とりどりの小魚
荒浜と呼ばれる岩場の浜には牡蠣が
干潮の時は渡れる小岩(満潮になると渡れないので危険)に渡っていくアドベンチャーも
ネットでは味わえない、潮の香りや風や岩場の熱やトゲトゲ感
あの当時は、当たり前の娯楽だったけれど、こうも子どもたちが家の中にこもってしまうと
わが故郷の魅力に気付かないまま、つまり、故郷への思い出がないまま大人になってしまうのが残念です。
もちろん、命が一番であり、安全を何よりも確保した上で、故郷の山や海を豊かな子供の感性というレーダーで感じ取ってほしいのです。
水の温度も少しぬるんできました。
子どもからスマホを数時間取り上げて、故郷の自然で思いっきり遊ばせる時間を子供にあげたいものです。
故郷を知るということは、知識を付けることでは足りません。
経験が大切ですから。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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