今回のよのなか先生は、是沢印刷の是沢利保さん
日向市の教育委員のお一人でもあります。
教育委員自ら、よのなか先生として本市のキャリア教育の手応え感を直に得るのは、とても有難いことです。
さて、是沢さんは地元出身ですが、一時期、大手の企業で活躍されていました。
地元に戻られてから、地域活性化や地元貢献に頑張っておられ、日向ひょっとこ祭りの元実行委員長でもあります。
そんな是沢さんが、出身の中学校でよのなか先生として話をされたわけです。
是沢さんが仕事をしていく上で大切にしているのは、「お客様にとって」の視点です。
どうすればお客様が満足していただけるかを大切にされています。
仕事は天から降ってくるのではなく、自分を信頼し選んでくださったお客様に確かな仕事をして、互いに感謝しあえる関係があって成り立つものだと強調されました。
中学生の時期は、自分のことはさておき、すぐに責任を他に求めてしまうこともありますから、生徒の心に刺さったことでしょう。
私が印象に残ったのは、「ピンチをチャンスに変える大切さ」です。
印刷の仕事でも、ちょっとした手違いやミスで依頼主のオーダー通りにでき上らないことがあります。
そんな時は、焦ってしまって、気持ちも沈みそうですが、
是沢さんは、いかに早く改善策を示して仕上げるかを考えるそうです。
その真摯で正直な取組の姿が、お客様の信頼を深めることになるのですね。
人間の本性なんて、修羅場で顔を出すもの。
日頃どんなに偉そうなことを言っていても、ピンチの時にこそ本物が現れます。
まさに、そのピンチの時の姿が本物だから是沢さんの仕事に信頼が集まるのだろうなと思ったところです。
中学生にとっても、中学生なりの修羅場の連続の学生生活。
そんな時に、是沢さんの考え方を思い出してもらいたいものです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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