学力の二極化が問題になっています。
学力分布のグラフは、山型から、ふたこぶ型へ変わってきました。
先生方は、大きな山をターゲットにした授業をやっていれば良かったのに、
その山が今や二つに分かれて、左右に移動し、峡谷になって、そこに子どもがあまりいないのですから、大変です。
できる子たちは、授業が始まって数分後には授業内容を理解し、退屈
できない子たちは、授業内容が難しくて、これまた退屈。
先生が熱弁をふるっても、その言葉をうけとめるのは少数の子ども達という笑えない状況もあります。
それならば、全部個人に任せてタブレット学習をやればいいかと思いきや
学習効果は、人に教えた時に一番発揮されるもの。
教えることはかなりの負荷がかかりますが、これがいいのです。
ですから、タブレットなどとのハイブリッドで行かなくてはなりません。
なぜなら、楽な勉強は、分かったつもりになりやすく、理解は中途半端だとアメリカの心理学者であるエリザベス、ロバート・ビョルク夫妻は証明しています。
見て分かるのは当たり前
思い出して、自分で編集したり、人に教えてこその理解です。
「学習における望ましい困難」
と名付けられています。
もちろん、上手な授業がいいに決まっているけれど、学習する方も「望ましい困難」に臨む覚悟がなければ、個別最適な学びは夢物語。
国の学力調査の結果が出て、宮崎県は苦戦しているようですが、これは子供だけでなく親の覚悟も問われていると思います。
頑張れば、分かるではなく、
スマホもやテレビなどのルールも含めて頑張れる環境を作れるかが問われていますからね。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみ。
0 件のコメント:
コメントを投稿