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2024年7月21日日曜日

よのなか先生紹介 川崎達裕さん

 今日のよのなか先生紹介は、自衛隊宮崎地方協力本部の川崎達裕さんです。


軽妙な語り口で、生徒の心を鷲掴みにした元トップガン

まず、話の始まりが面白い。

「あなたは何のために生きていますか?」

「あなたの大切な人は誰ですか?」

「何のために、この学校に通っていますか?」

自衛隊に入ってくださいという話ではありません。

生きる目標を見つけるきっかけ作りによのなか教室を位置付けてくださいました。

(そこから自演隊を目指すのは多くの選択肢の一つ)


話は、自身の物語から始まります。

高校卒業の時に航空学生試験に失敗し、大学に入学されて1年後に決断。

物理や情報処理の勉強をしていた川崎さんは

自分の価値を見いだせなくなり、航空学生試験に再チャレンジをしたのです。

結果は見事合格

「何のために生きる」がはっきりしない毎日に終止符が打たれました。

川崎さんにとって、「何のために生きる」の答えは

大切な家族や仲間や国を守るためだったからで、その方法にたどり着いたのです。


F15に搭乗し、領空を守るために他国の戦闘機と対峙する経験

地球と宇宙のはざまの上空15000mの世界の経験

大切な仲間との助け合いの経験

どこかを攻めるというのでなく、愛する国を守るという自覚


どのエピソードにも

自分らしく生きる川崎さんの生き様の尊さが伝わってきました。


そこで、思い出したのは有名な西洋の昔話

大きな建設現場でとてつもなく大きな石を運んでいる石工の話です。

旅人は3人の石工に話しかけます。

疲れた顔をしている1人目の石工に

「そんなに疲れて切っていて、休みたいだろうに、なぜ石を運んでいるの?」

石工は答えます。

「親方にやれと言われていることをやらないと叱られるんだ」

次に、汗をぬぐって頑張っている2人目の石工に同じように尋ねると

「家族のために稼がないといけないから、やりたくなくても頑張るんだ。」

最後に生き生きと石を運んでいる石工にも尋ねると

「あの丘の上に、誰もが驚くような立派な城を作るんだ。これから

何百年もこの地のシンボルになるはずだよ。完成が楽しみなんだよ」

これは、「何のために」で人のモチベーションが変わることを表した昔話。


はっきりとした目標が持てないまま学校に行っている生徒にとって

「何のために学校に行っているのか」

「何のために勉強をしているのか」

を考える良いきっかけになりました。

「何のために」がはっきりしない中での、学生生活はやらされ感が増して

受け身になりがちですから


今回はここまでにします。

次回をお楽しみに。


次回の宮崎銀行日向支店 森 次長の話はこちらから

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/07/blog-post_35.html

前回のISEC 黒木さんのお話はこちらから

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/07/blog-post_17.html








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