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2025年7月3日木曜日

読書が連れていく世界

 

日向市では、新しい図書館の建設計画が少しずつ進められ、市民の皆様の新たな居場所として期待されています。

一方、若者の活字離れは深刻で、新聞の発行部数は右肩下がり、小中学生の読書冊数は増えているものの、高校生や大学生は顕著に読書冊数、読書時間が減っています。

となると、生涯にわたって本を楽しむ文化はできていないのかもしれません。

ただ、小中学生の読書も読みやすいもの、面白いものが中心で、様々な分野を読んでいるとは言えません。

もちろん、本の趣向は、個人によって異なるのが当たり前で、分野を指定されてしまうと読書欲そのものを削いでしまうでしょう。

ただ、食わず嫌いというか読まず嫌いをなくしたいものです。

元の台湾デジタル相のオードリー・タンはその著書「Thinking skills」で面白いことを教えてくれています。

世界の自動車市場を席巻しているテスラのイーロン・マスクもオードリーも小さな頃からSF小説が大好きで熱中したらしいのです。

SF小説は、もちろん、空想の世界ですが、未来を考えるトレーニングであり、現実の世界よりも広い世界を楽しめます。

人間の想像力は、現実世界を圧倒するもので、NHKの大河ドラマでさえ、原作を読むと概略版に感じてしまいますからね。


また、詩の世界も意味があるようです。

日向市で言えば、牧水短歌でしょうか?

俳句や短歌、詩で使われる言葉はとても精選されています。

精選された言葉は短くても的確な意味や概念を読み手に想像させます。

数学ではありませんが、精選された言葉の深い意味を読み取ったり、書いたりする作業をオードリーはプログラミングにも活かせると語っています。

複雑なものをより簡潔にする力がつくのでしょう。

 

そう考えると国語の勉強も違って見えてきませんか?

 

夏休みが始まります。

学校では、夏休みに向けて図書の貸し出しも始まります。

子供達には、沢山本を読んで、現実世界の何倍もの大きさの世界を旅し、思考を深めて欲しいものです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに

 前回はこちら

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読書が連れていく世界

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