江戸時代の子育て教本的な言葉で、
「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理(ことわり)で末決まる」
というのがあります。
三歳までには心を育むことが大切だというのです。
まだ、乳離れも難しい時期に「心」を育むなんて想像が難しいかもしれません。
要は、言葉もあやふやなこの時期に、
親は自分の言動を子供に見せて、徹底的に真似をさせて教えていたのです。
「いただきます。」
「ごちそうさま」
「行ってまいります」
など、強制で学ばせるのではなく
徹底的に真似をさせて覚えさせたのです。
そういう意味では、手本を示す大人は
「子供たちの先生」
だったのでしょう。
私は江戸時代の教育法が最善などとは思ってはいません。
しかし、親が何度も自分の姿を真似させて教えていたことに
考えさせられます。
というか自分を反省してしまいます。
これは今の学校でも社会でも取り入れたい考え方です。
まずは真似るところから始めるのが、成長過程では当たり前の姿。
明るく挨拶のできない先生や大人から
「挨拶ができていない。」
と言われ、挨拶を強制されたとしても、継続して続けようと思うはずはありません。
小さな子どもは、強制されなくてもテレビヒーローの決めポーズを真似ます。
私たち大人も、真似をしたい大人であるかが大切なのでしょう
2学期が始まりました
当センターでは真似をしたい魅力的な「よのなか先生」を
市内の学校に積極的に派遣します。
今回のお話はここで終わります。
次回をお楽しみに
次回のお話はこちら
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前回のお話はこちら
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