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2024年9月1日日曜日

「三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理(ことわり)で末決まる」(続き)

前回は、親の真似をさせて、躾をするというお話をしました。

なぜ、江戸商人たちはそう考えたのでしょうか。


当時は、人間は頭と体と心でできていると考えていました。

そして、心をとても大切に育てようとしていたのです。

無垢な子供に、始めから心は育ってはおらず、

生まれてから、毎日1本ずつ心の糸を子供に張ってあげようとしていました。

そして3年をかけて1000本の糸をしっかり張ることを大切にしたそうです。


心の糸の張り方で、優しくなったり、粘り強くなったり、乱暴になったり

しますから責任重大です。


現代の脳科学研究でも、人として一番大切な時期に育むべきは、

知性ではなく感性

だというデータ分析が出ていますから、間違いはないですね。


知性だけ先行させると

「法律には抵触しないから、相手が困ろうが関係ない。」

と考え、躊躇なく、ずるい頭の使い方をしますから


それにしても1000本を張る作業

これまた、自分の子育てを反省します。


考え方を変えれば

キャリア教育も、無数の多様な糸を張る作業なのかもしれません。

人間の思考や心は見えませんが、

心が操る振る舞いやしぐさはいろいろと伝えてくれます。


ですから

いろんなよのなか先生にお手伝いをしてもらって

未来にも対応できる日向ならではの魅力的な糸を張りたいものです。


今回のお話はここまでにします。


次回のお話はこちら

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/09/blog-post_4.html


前回のお話はこちら

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/08/blog-post_27.html


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