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2024年9月17日火曜日

型がある自由

 型にはめてばかりの教育は、息が詰まる。

もっともなお話です。

ですが、この「型」がないと実は困ることがたくさんあります。

最近、テレビ番組で俳句を扱っているものを見ましたが、

あれなどは、まさに型があるから楽しめる文化です。

五七五の型が決まっていて、そこに季語などのルールがあって成り立っています。

型がなければ、工夫の幅が狭まりそうです。


小中学校で、作文が嫌いな子が一定数います。

一番困るのは

「自由に何でも書いていいよ。」

の指示。

たいていの子は、何を書いていいのかが分からず、お手上げ状態になってしまいます。

ところが、一定の型を示せば、案外簡単に書いていけます。


例えば、題材を「大好きな給食」と限定します。

始めは、美味しさが伝わる会話文で始めるとか

途中は、好きな理由やそのメニューのエピソードなど3つのことから説明する。

終わりは、作ってくださる方への感謝やリクエストにする


かなり、型にはめましたが、かえって発想が自由になり、想像の世界に入れます。


水泳の自由形も結局は手はクロールだし、足はバタ足

自由と言いながらも、その型の中で自由に泳ぐだけです。

つまり、ビートを変えたり、キックや呼吸回数を増減したり、

型の中で工夫しています。


千利休も守破離と言っています。

まずは徹底的に型を真似て覚え、そこを離れて他のことも試し、最後は自分の型を

完成させていくことが大切だと。


今、本市で進めているキャリア教育も一定の型にいったん落とし込み

そこに工夫を加え、独自のものを作っていけたら考えています。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに

前回のお話はこちら

https://careerhyuga.blogspot.com/2024/09/blog-post_13.html

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