昨日は、成人の日でした。
大人の仲間入りをした喜びの顔と、そこまで育て上げた保護者の安堵の顔が映像で何度も流れていました。
さて、60歳を過ぎた私の中にも大人になり切れない部分があって、説教めいたことは言えませんが、私は成人の若者が単に羨ましく、眩しく見えます。
仮に人生を100年とするならば、20歳の成人者は人生の5分の1しか終えていません。
人生を1日に例えるならば、彼らはまだ、朝の5時にもなっていません。
そう、夜明け前です。
20歳になるまでに彼らなりに喜びや後悔もあったでしょうが、まだまだこれから。
何をするにしても目指すにしても十分な時間があります。
その残された時間こそが、若者の圧倒的な財産であり、魅力ですから。
何だってできるし、何だって叶う
要は覚悟次第。
と思うのです。
成人の日に開封するタイムカプセルには、未来に向けた手紙を残すことがあります。
それと似たようなことを幕末の越前藩の橋本左内もやっています。
彼が書いた未来に向けた啓発録には、
「稚心を去れ」・・・目先の遊びや怠けたい心や親への甘えは捨てないといけない。
とあります。
15歳で元服(成人)していた昔のことですが、その覚悟に驚きます。
また、その啓発録には、交友を択ぶ(択ぶとは良い方を取るの意味)とあります。
友人には自分を成長させる益友と自分を堕落させる損友がいるからと言うのが理由みたいです。
夜明け前の成人には、友を固定せず、これからも自分を成長させる人たちに出会ってほしいものです。
成人おめでとうございます。
今回のお話はここまでにします。
次回をお楽しみに
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