今月の18日、日向市PTA研究大会で学校のルールメイキングをテーマにパネルディスカッションを行います。
学校のルールが、ブラックだとか理不尽だから、校則を見直しましょうという訳ではありません。
日本は民主主義国家ですから、ルールを決めた上で他者の自由を認めることが大切です。
そのルールも、多様な見方や立場から考えて、議会で決められたものですから、一部の人だけで決められたものではないですよね。
子ども達は、未来の社会を支える人材ですから、学校時代にルールづくりに加わる経験を積ませたいのです。
1994年に、日本は国連の「子どもの権利条約」を批准しています。
要は、子どもは差別されず、大切にされ、しっかりと保護されなければならないということなのですが、
その中に、子どもが自分の意見を自由に発言し、重視される権利が入っています。
難しい言い方をすれば、意見表明権とか意向尊重権と表現されます。
となると、大人は「子どもの言うことだから・・・」ではなく、ちゃんと一人の人間として尊重して意見を聞いてあげることが求められます。
そして、子どもの方も、知恵を絞って、他の自由を奪わず、最後は握手できる案を出すことが求められます。
国の方でも3年前の生徒指導提要にて、校則の見直しを児童生徒の意見を入れながら、絶えず見直していくよう指導しています。
ですから、「校則は変わらない」ではなく、「校則をよりよく見直していく」ことが当たり前で、見直さないのは・・・・?
もちろん、ルールは簡単には変わりません。
ルールにはそもそもの役割や意味があったはずですから。
ルールを変えたい人も変えたくない人も理由を持っていますから、合意にたどり着くのは結構大変。
しかし、、日向市PTAがそこに目を付けたのはとても良いことだと思います。
通いたくなる学校づくりにつながることでしょう。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに
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