昔、両親に「誰にも見られないように悪いことをしても、天が見てるよ。」
とよく脅されていました。
「天」とは、一体何かは分かりませんが、何でもお見通しらしいので、何となく怖い存在でした。
千と千尋の神隠しではありませんが、多神教である日本には多くの神が共存します。
北島三郎の「祭り」の歌詞にも「海の神、山の神、今年も本当にありがとう・・」
一神教では、違う神様を信じると異教徒として対立の対象となり、戦いは長引きます。
十字軍の遠征なんて200年弱も続いたし、今の中東問題もなかなか解決しそうにないのは、そんな問題も含まれているからでしょう。
さて、日本には、春夏秋冬それぞれの季節の区分がありました。
今で残っているのは、立春の前の日の節分「鬼は外・・」でしょうか。
もともと、鬼は鬼門とされている丑寅(北東)の方向からやってくると言われていました。
丑(牛)の角と寅(虎)の服を身にまとい怖い形相でやってくる鬼は、躾の役割を持っていたのかもしれません。
「悪い子はいないか?嘘つく子はいないか?」
ある意味、「天」の役割を担っていたのかも。
ところで、日向市キャリア教育支援センターのスタッフは、丑年が2名、寅年が1名。
こちらは違う意味で、牛の角と寅の服を心にまとい、しっかりと子供たちの未来づくりを支えたいものだと思っています。
今回のお話はここで終わります。
次回をお楽しみに
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