○か×か
何でもイギリスの有名な学者さん(ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授)の研究によると、人間は一日に35000回も決断をしているそうです。
決断というと大げさですが、例えば食事でも、ご飯からたべるか、おかずから食べるかとか
多めに口に入れるか、小さく切って口に入れるかとか、無意識のうちに何千回も決断しているらしいのです。
そう言われれば、確かに、同じメニューでも食べる順番や量は同じではない気がしますから、毎回微妙に違う決断をしているのかもしれません。
ただ、この簡単で、ストレスのない決断と違って、人間にはストレスたっぷりの重い決断を迫られることがあります。
学生で言えば、毎日の家庭学習はその最たるものでしょう。
今やるべきか、ご飯を食べてやるべきか、スマホで遊んだ後にやるべきか
結構重たい決断です。
そして、重たいが故に決断を先延ばしにしてしまいがちになるもの
親としては、グズグズしている我が子に
「早く勉強しなさい。」
と言いたくなるのもです。
ただ、この重い決断は、○か×、1か0ではありません。
子どもとしては、
「やらないとけないなあ・・・」の気持ちが49%
「やりたくないなあ・・・・」の気持ちが51%
その差はたったの2%でグズグズしてやらない決断をしていることもあります。
それなのに、自分に全くやる気がないと親が誤解して
「早く勉強しなさい。」
と言われれてしまうと、何だか自分を全否定された気持ちになって
やる気が薄れてしまうのです。
では、どうすればいいのか?
それは、49%の気持ちと51%の気持ちを
逆転させればよいのです。
そのお手伝いができるのが、斜めの関係の大人
そんな気持ちのシーソーの傾きのお手伝いをキャリア教育支援センターでは行っています。
今年度も、やる気がもらえる魅力的な大人との出会いを計画中です。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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