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2025年4月16日水曜日

シーソーゲーム

 ○か×か

何でもイギリスの有名な学者さん(ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授)の研究によると、人間は一日に35000回も決断をしているそうです。

決断というと大げさですが、例えば食事でも、ご飯からたべるか、おかずから食べるかとか

多めに口に入れるか、小さく切って口に入れるかとか、無意識のうちに何千回も決断しているらしいのです。

そう言われれば、確かに、同じメニューでも食べる順番や量は同じではない気がしますから、毎回微妙に違う決断をしているのかもしれません。

ただ、この簡単で、ストレスのない決断と違って、人間にはストレスたっぷりの重い決断を迫られることがあります。

学生で言えば、毎日の家庭学習はその最たるものでしょう。

今やるべきか、ご飯を食べてやるべきか、スマホで遊んだ後にやるべきか

結構重たい決断です。

そして、重たいが故に決断を先延ばしにしてしまいがちになるもの

親としては、グズグズしている我が子に

「早く勉強しなさい。」

と言いたくなるのもです。


ただ、この重い決断は、○か×、1か0ではありません。

子どもとしては、

「やらないとけないなあ・・・」の気持ちが49%

「やりたくないなあ・・・・」の気持ちが51%

その差はたったの2%でグズグズしてやらない決断をしていることもあります。


それなのに、自分に全くやる気がないと親が誤解して

「早く勉強しなさい。」

と言われれてしまうと、何だか自分を全否定された気持ちになって

やる気が薄れてしまうのです。


では、どうすればいいのか?


それは、49%の気持ちと51%の気持ちを

逆転させればよいのです。


そのお手伝いができるのが、斜めの関係の大人

そんな気持ちのシーソーの傾きのお手伝いをキャリア教育支援センターでは行っています。


今年度も、やる気がもらえる魅力的な大人との出会いを計画中です。

今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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