昨日ある研修会に出たところ、自燃性の人育ての大切さが説かれていました。
その方の説によると、人間には、
①自らの使命感や熱意によって燃える自燃性の人
②自燃性の人間が近くにいると素直に感化されて燃えていく可燃性の人
③自燃性や可燃性の人が近くにいようが、燃えない不燃性の人
の3タイプがあるとか
私はその話を聞きながら、③の不燃性にも
・知識、経験、感性が未熟で、火が付きにくい人
・斜に構えていて、燃えること自体に価値を見出さない人
がいるのではないかと考えました。
学校に置き換えると
自燃性の生徒には、下手な宿題や課題を与えて縛らない方がいいと思います。
可燃性の生徒には、興味や関心を引き出し火種がともるような手立てが必要でしょう。
褒美や成績順は一時的な火種にしかなりませんからね。
問題は不燃性の生徒
火がつかずに終わらせるわけにはいきません。
せめて自分を照らすくらいの灯をともさせ、裸の我儘な「王」ではなく、自分の人生の当事者、責任者の「主」にさせたいものです。
小学校の理科で空き缶の中に折って小さくした割り箸を入れて火をつける実験があります。
何しろ、空気は間の上部だけにしか入りませんから、新たな酸素が入ってこないのです。
だからどうするかというと、缶の下に穴をあけ空気の通り道を作ってあげるのです。
すると、なかなか燃えないものも勢い良く燃え始めます。
木が不燃性ではなく、燃やすための空気の通り道が確保できていなかったからなのです。
これをキャリア教育の視点で考えてみると
全方向の木が燃えるように空気穴は多方向がいいだろう
↓
全ての子どもの心が燃えるように、キャリア教育はすべての教科で、多くの大人の協力を得ながらやった方がいいだろう
つまり、毎回同じ方向、しかも学校の先生だけでは心が燃えないとも考えられるのではないかと思うのです。
特に、この空気穴
親が一生懸命に開けると、子どもは逃げたくなるのが世の常
だからこそ、日向の大人はみな子供たちの先生として空気穴を開けるお手伝いを願いしたいのです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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