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2025年5月1日木曜日

困り感を大切に

 9÷4=

といった割り切れない問題を出された時、素直に解き始める子どもと

仕方なく解き始める子どもがいます。

8÷4

なら、気持ちよく解けるのに、わざわざ余りが出る問題を出されると、

挑戦意欲がくすぐられる場合と面倒くささが先立つ場合があるのは仕方のないこと。


ただ、学校の算数の授業が人生初めての割り算では、かわいそうです。

例えば、4人家族の場合

冷蔵庫のミニトマト9個を分けるお手伝いを頼まれた、経験があったらどうでしょう。




子供なりに2つずつ皿に分ける場合と




1つずつ乗せて、余りをもう1周乗せていく場合があるでしょう。

どちらも、最終的には1つ余るのですが、こういった2つの分け方や困り感を経験した上で

計算問題に取り組んだ方がイメージがしやすいはずです。


数字はミニトマトを抽象化したもの。

色も味もない数字から考えるのは難しいですから、数の経験は大切です。

また、残りの1個も家庭なら

「では、切りにくいけど4つに切って分けよう。」

「体の大きなお父さんかお母さんに上げよう。」

と考えることもできます。

そこには、割り進む発想や割合の考え方も入っています。


実体験のないまま、数の世界で困らせたくないものです。

ゴールデンウィークも後半戦


ぜひ、ご家庭のお手伝いを子供たちに


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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