7月30日は、午前中に日知屋東小学校、
午後は塩見小・富高小合同研修会にお邪魔しました。
どちらの会場でも、キャリア教育の基本を見直しました。
普通、一度受けた研修であれば、
「聞いたことがある」
「知っている」
と言って学ぶ構えが崩れやすくなります。
しかし、人間は案外、分かっているようで分かっていないのです。
例えば、毎週日曜日の夕方に見ていたサザエさんの顔は、十分知っています。
しかし、「描いてみましょう。」と受講者に書かせてみると
いろんなサザエさんが誕生します。
5円玉だってそう、知っているつもりでも、デザインを正確に思い出せる人は案外少ないものです。
ですから、虚心坦懐で学ぶ意味はあるのです。
両会場とも、本市の児童生徒の実態、保護者の意向、学校だけでは制限される価値観や教育活動、多様な知識や経験を持つ地域の大人の参画の重要性など、
実践例やエピソードを紹介しながら進めました。
頂いた感想の中には
「私たち学校での役割がこどもたちの自立、社会性を育てるということ。狭いフツーではなくわたしたちのフツーで教えるのではなく、こどもたちのフツーを広げてあげるためにキャリア教育があるのだなと思いました。ぜひ二学期以降、様々な場面で社会とふれさせる、人とふれさせて語ってもらうチャンスを生かして行きたいと思います。」
「「社会からの証拠」という言葉がありました。私が児童・生徒の頃は学校にたくさんの証拠、根拠を求めていたのを思い出し、改めて児童に証拠を提示することが大切だと感じました。」
など、多くの気づきが記されていました。
それぞれの学校の、子ども達の未来づくりが充実することを願っています。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。


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