先週土曜日に、伊勢ケ浜保育園で保護者対象の講話をしてきました。
一番、伝えたかったのは、保育園時期までの子どもとの関りがとても重要だということです。
スキャモンの成長曲線を中学校の保健体育の時間に聞いたことはないでしょうか?
基本的に神経系の発達は6歳で9割が完成します。12歳でほぼ10割。
となると、6歳までの関りが脳の発達と密接な関係にあることに異論はないでしょう。
考え方を変えるとすれば、6歳までの関わり方で、脳の機能やキャパが変わると言えます。
車に例えるなら、500CCの出力で機能が少ない脳か
3000CCの出力で様々な機能がついているか みたいな感じです。
脳の機能や出力が決まった12歳以降に、大きな荷物(勉強)を乗せたり、運んだりするのを親は手伝えません。
親ができるのは、脳の機能が出来上がるまでの関りであり、出来上がった後は本人の努力次第になるのです。
ですから、機能や容量の大きな脳を作るための言葉のシャワー、具体的経験の積み重ねを大切にしてほしいとお願いしました。
そんなことを言っても、生まれつきの天才がいるという人もいます。
確かに、生まれつき大きなキャパを持っている子もいます。
3000CCクラス。
しかし、スイッチが入らなければただの人。
ですから、親の関り(経験、言葉)が必要なのです。
中高生になっての親の関りが、幼児期までの関りに比べていかに非効率かを、慶応大学の中室牧子さんも仰っています。
6歳までの関りは、12歳以降の子どもの可能性に大きく影響するのですから
その時期の子育てを頑張って欲しいと(自分を棚に上げて)訴えたのでした。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに。
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