「よのなか教室」でお話をされる「よのなか先生」のお話を聞いていると、共通項が見えてきます。
それは、常に進化に対応していること。
多分、様々な業種で、日々改善が行われており、昨日までは「特別」だったものが、今日は「普通」になっているからでしょう。
どの仕事も従来のやり方だけを踏襲していては、選んでもらえる存在になれないのだろうと思います。
学生時代は、就職すれば、「勉強は終わる」と考えがちですが、
就職すれば「違う勉強が始まる」だけなのです。
そして、それをサボれば、自分自身が苦労することを私も実感したしたことがあります。
教員になった時、パソコンではなく、なんとガリ版文化がありました。
先輩の先生は、ミニガリ版を持っていて、一列並んでいる子供の広げられた家庭連絡ノートに毎日、通信を刷っていました。
その時代に、買うことを薦められたのが、なんと鉄筆
しばらくすると輪転機なるものが現れて、自分で書いたものが版になり、印刷できるという技術革新がありました。
そして、現れたのがワープロ時代。
最初の頃は数行しか見えないディスプレイで文書作成をしましたし、保存も煩雑でしたが、これまた画期的でした。
次に自分の給料でも買えないくらいのパソコンの時代がってきて、今やスマホやタブレットでかなりのことができる時代になりました。
本当に技術は日進月歩で、戸惑うことがありますが、これからますますその変化の速度を速めるでしょう。
そして、それに対応する努力は大人(親や教師)にも大切なことだと思います。
飛行機に乗る時、手荷物を係の人に預けていたのはつい数年前、今では自動で手荷物を預ける機械がたくさん設置され、待ち時間もほぼありません。
甥が関わっている病院は、WEB上での受付が洗練されていて、医療検査も含めて待ち時間なしで進み、会計まで1時間だそうです。
以前有名になった葉っぱビズネスでは高齢者が上手に市況に応じた受注をタブレットで行っている様子が報じられていました。
一方、スマホやSNSが子ども達に及ぼす悪影響もだんだん分かってきました。
文明は上手に使わなければならないと歴史が教えてくれていますので、全面拒否ではなく、怯まずに試すことが大切な気がします。
明治時代の学校の写真をみると、現在の学校と変わりません。
欧米では20世紀中にホワイトボードと電子黒板に移行しているにも関わらず、日本では黒板とチョークの文化が大切にされています。
次代を生きる子ども達には、日本の文化を大切にする心を育みつつも、文明を生かせる知見や技量を高めてあげたいと思うばかりです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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