前回、多様性が大切だ、日ごろ接しない人とも関係を築き、自分を磨くことが成長につながる話をしました。
今回も、多様性について少し掘り下げます。
前述の出口さんの講演を参考にして、
「美味しい料理をまずい料理はどちらが良いですか?」
と中学生に問いました。
ほとんどの生徒が美味しい料理が良いと答えました。
そして、美味しい料理の条件を生徒に聞くと
・温かい
・家族と一緒
・肉や魚
・味付け
などの答えが返ってきました。
その中で、私は材料と調理法を取り上げました。
全く同じ単一の材料ではなく、多くの材料がある方が美味しい。
しかも、煮たり焼いたり蒸したりと料理法もバラエティがあった方が美味しい。
次に、
「美味しい人生とまずい人生では、どちらがいいですか?」
と問いました。
もちろん、生徒の答えは、美味しい人生
では、料理における材料と調理法は、人生では何でしょう?
材料は、知識や経験
料理法は、考え方
ですから、美味しい人生に行きつくためには、限定された知識や経験、考え方だけではなく、
自分ののりしろを超えた試みが大切です。
日本に昔からあった抹茶
明治になって入ってきたアイスクリン
決して相容れそうにない2つのものを結び付けて抹茶アイスは誕生しました。
新しい可能性は、限定された知識ではなく、遠く離れた知識を結び付けることから始まります。
中学生の社会体験も同じです。
自分の興味を社会体験で深堀するのも意味がありますが、成長過程の生徒には
一歩踏み出した知識や経験を得てほしいのです。
ですから、こんな話から始めていきました。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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