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2024年6月23日日曜日

今の中学生や保護者が未来をどう予測しているか

 自分の生まれ育った場所を地元(じもと)と言ったり、故郷(ふるさと)と言ったりします。

正しい言葉の定義は分かりませんが、「故郷」は愛着や懐かしい記憶を甦らせます。

東日本大震災が起こった時、惨状を前に被災者が「故郷」を唄っている映像が流れました。

覚えている人も多いのではないでしょうか?

我が日向市も、かけがえのない愛すべき故郷ですが、人の流れは外に向いています。


アンケートによると

日向市が好きだと答えている中学生は8割を超えますが、

将来、日向市で働きたいと考えている中学生は3割程度です。

興味や関心が都会に向くのが若者だとは思いますが、強烈な数字です。

問題は、保護者の意識です。

4分の1の保護者しか、わが子の地元就職を望んでいないのです。

数字だけ見ると地元離れが進みそうです。


しかし、地元に就職先がないわけではありません。

今日も日向ひまわり支援学校で行われた中小企業家同友会県北部支部の意見交換会では

人手不足が取り上げられていました。


働く場所はある。

生活に便利な街でもある。

ただ、他の地方都市と同様に、漠然とした未来への不安を持っています。


人の流れを強制的に変えるわけにはいきませんが

せめて、「故郷」の魅力的なエネルギー溢れる人材に会わせ、

我が町を「故郷」と感じさせることが、解決策の一つになるはずです。


「故郷」への愛着がない人が、未来の「故郷」をささえるはずはないですから。


人手(仕事を成立させるための十分な労働者)不足問題も

人材(特定分野における専門的なスキルや資質を持った労働者)不足問題も

「故郷」を刻ませることが、近未来への備えかもしれません。


今回はここまでにします。

次回をお楽しみに





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