続いて紹介するのは、スーパー「マルイチ」さんでの「よのなか挑戦」
まずは、高木会長から「働くということ」についてのオリエンテーションです。
体験場所によっては、すぐに職業体験に入る事業所もありますが、
マルイチは違います。
始めに、生徒の価値観を揺さぶる文章を輪読します。
そこには、
「自分の幸せだけを考えたら、幸せにはならない。
人は、人に喜んでもらった時、人の役に立った時に
人生の生きがいを得る。」
とありました。
そう言えば、私も単身赴任をしていた時
自分で作った料理は腹を満たすことはできたけど、何かが足りなかった。
自分の子供たちが、「美味しい」
と言ってくれた時、同じ料理でも満たされたことを思い出します。
人間って人に喜んでもらった時に
自分が嬉しくなったり、幸せになったりする生き物なのかもしれません。
この後、大王谷の生徒は野菜の生産現場を経験し、パック詰め、販売など
一連の流れを学びます。
その学びの根底に「人のため」があるのですから、それらの体験も
構え方が違ってくることでしょう。
ところで
マルイチの会議室にかかっていたカレンダーに
「気づいた人間ほど、苦労するのは当たり前」
と書いてありました。
すぐに、人と比べてしまう私としては
意味のある戒(いまし)めの言葉に移りました。
生徒たちも、いろんな気づきをし、苦労する中で確実に成長してほしいものです。
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