学歴が全く同じでも
「あの人はすごい大学を出ているらしいよ」
「でも、融通が利かないし、孤立しているのよね」
と陰口を叩かれる人と
「あの人の学歴はよく知らないけれど、いつも前向きでチームがうまくいくのよね」
と認められる人がいます。
なぜなのでしょう。
様々な統計データを見れば、学歴と年収には緩い相関関係は見られますが絶対ではありません。
同じ合格点をとるにしても
言われたことを何も疑わずコツコツやった人と
自分で課題を分析し弱点克服の作戦を立て人では
結果は同じでも、経過で鍛えられた力が違うのだと思います。
どうやら認知(数字で測ることができる)の力と非認知の力が関係しているようです。
(非認知の力は、意欲、忍耐力、創造力、工夫、好奇心、回復力(すぐに立ち直る)、社会性などです。)
そのことを踏まえた上で、あなたが社長さんだったら次の4タイプの誰を雇いたいですか?
- 認知の力も非認知の力も高い
- 認知の力は高いが非認知の力は低い
- 認知の力は低いが非認知の力は高い
- 認知の力も非認知の力も低い
問題は、2と3です。
どちらが仕事でよいパフォーマンスを発揮するでしょうね。
ここが一番のボリュームゾーンなので迷いどころです。
アメリカの調査によると
3のタイプは結果を出しています。
冒頭の話の陰口を叩かれるタイプは2でしょうか?
(だからと言って、認知の力を軽視するわけではありません。
認知の力も高めるにも非認知の力が必要ですから。)
一人で勉強しようが、学校で勉強しようが同じ点数はとれます。
しかし、非認知の力を児童生徒が個人の努力で伸ばすことは難しい。
学校という枠組みが苦手な子供もいますが、集団で培われるのは
非認知の力ですので、いろんな形で社会にかかわってほしいと思うのです。
今日から8月
夏休み中の子供たちがやるべきは、宿題ばかりではありません。
家族の一員として、役割と責任を持たせて、家事の一翼を担わせてほしいものです。
家事をやり遂げるには、粘り強さ、忍耐、家族の協力など非認知の力も必要ですから。
「あなたが夏休みに家にいてくれて助かった。」
と言われる夏休みを過ごさせること
これは、家庭でできるキャリア教育です。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
次回のお話はこちら
https://careerhyuga.blogspot.com/2024/08/blog-post.html
前回の話はこちら
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