日向市は、ハワイのモミラニ小学校と交流をしています。
2年に1度、互いの小学生を交換ホームステイをさせ、現地の学校体験をしたり、
生活体験をしたりして、親交を深めています。
私も10年ほど前にハワイのモミラニ小学校を訪れ、現地の小学校6年生の担任の
トッド タシロさんの家にホームステイをさせていただきました。
私にとっては得難い体験で、今でも鮮明に思い出されます。
いつか、モミラニ小学校のことを取り上げ、キャリア教育について考えてみたいと思っていますが、今はオリンピック中でもあるので、それに関連付けたお話をします。
実は、その時に、現地の中学校も参観させていただきました。
その中学校で、私たちを迎えてくれたのはお揃いのTシャツを着た中学生達でした。
そして、その背中には「LEADERS]のロゴが入っていました。
そう、生徒会の役員たちです。
「君たちは、LEADERSに立候補したの?」
と聞くと自信満々に
「はい、立候補しました。しかし、誰でも立候補できるわけではありません。学業はもちろん、ボランティア活動も含めて、LEADERSに押される条件が揃っていないと立候補できないのです。」
私が
「誰でも立候補できるわけではないの?」
と念を押すと
「立候補するためには、みなが納得する条件が揃っていないといけません」
と答えてくれました。
立候補の条件に経済的な理由があったら問題ですが、同じ土俵での努力を見た上での立候補は平等だなと思わされました。
日本は機会均等と言いながら、それまでの努力を評価せずに、機会を与えているのかもしれないと反省させられました。不平等かもしれないとも。
そして、リーダー性を全員が持つのはなかなか厳しいものだとも思ったところです。
ところで、万人が持っている能力に、悲しいかな「足を引っ張る力」があります。
足を引っ張る力のブレーキの利き具合は人それぞれですが、、、。
この足を引っ張る力
何とかならないものでしょうか?
オリンピックの壮行会では、「がんばれ!」と送り出しておいて
結果が伴わないと手のひらを返してしまう。
オリンピックでは、全ての競技で敗北者がほとんどです。
敗北の苦しみや絶望感と隣り合わせの断崖絶壁で高みを目指した敗北者に
メダルのあるなしにかかわらず、万雷の拍手を送りたいものです。
キャリア教育がどうのこうのと言っても
目の前の大人がやっぱり人生の手本
大人は子供の先生ですから。
今回のお話はここまでにします。
次回をお楽しみに。
次回のお話はこちら
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