学校の授業中、どうしてもトイレに行きたくなった経験は誰しもあるでしょう。
そんな時、あなたならどうしてましたか?
とある研修会で問われました。
①だまって教室を出る。
②先生に「トイレに行ってもいいですか」と尋ねる。
③授業が終わるまで我慢する。
学校では、②を指導することが多いと思います。
小学校入学前後であれば、
「休み時間のうちに済ませておきましょうね」
の指導も必要でしょう。
しかし、問題なのは、そんなルールは当然のように分かっている子(さぼりたくてトイレに行くわけではない)が、体調が悪いのに言い出しにくい状態になることです。
大人であれば、研修中に、わざわざ壇上の先生に向かって
「トイレに行ってもいいですか?」
などと尋ねることはありません。
研修を止めてまで尋ねることではないですし、トイレに行くことなどは個人の体調のことであり、とやかく言われる必要などありませんから。
となると、体調の悪い子が、②「トイレに行ってもいいですか?」って、本当に正しいのか疑いたくなります。
しかも、小学校の高学年や中学生になっても求められるとしたらどうでしょう。
映画「ショーシャンクの空に」の一場面を思い出しました。
刑務所の中では調達役だったレッドが、仮釈放でスーパーの手伝いをしていた場面です。
何と、レッドは手を挙げて、店長にトイレに行ってもよいかと尋ねたのです。
そのレッドの態度に、店長は顔をしかめ、
「行きたいなら、自分で判断して済ませて来い。」
と言います。
しかし、この対応はレッドにとって当たり前
刑務所では、作業中も含め、トイレに行ってよいかは、刑務官の許可を取る必要があったからです。
たかがトイレを言うかもしれませんが、自分で考えて意思表示や行動ができる人間を育てたいと考える時、「トイレに行ってもいいですか」をいつまで続けていけばいいのでしょうね。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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