12月3日は、平岩小中学校で「よのなか教室」を開催しました。
今回の先生方は
・医療法人社団弘文会 松岡内科医院 嶋田 雅暁(しまだ まさあき) 様
・有限会社 是沢印刷 是沢 利保(これざわ としやす) 様
・食堂tetote 川崎 一史(かわさき かずふみ) 様
・株式会社 MFE HIMUKA 黒木 猛志(くろぎ たけし) 様
の4名です。
今日は、お医者さんの嶋田先生のお話を紹介します。
嶋田先生は、長崎大学医学部や産業医科大学で教授をされていた方です。
まずは、子どもとの距離を近づけるために、嘘つき自己紹介をしてもらいました。
ご自身にまつわるエピソード
若いころのお話ですが、
① アメリカに行きたかった
② 広島県出身
③ 象を拾ったことがある
の中から嘘を当ててもらいました。
正解は、②③で①が嘘でした。
さて、嶋田先生はなぜ、医学を志されたのでしょうか?
それは、学生時代から通っていた町医者の待合室に途上国支援のための古切手集めの箱があり、その意図を聞いた時に、何となく医師の道を志したということでした。
親から方向性を決められたわけではなく、自ら進むべき決めて進んだのでした。
嶋田先生曰く
「難しい道と易しい道があったら、難しい方を選んだ方がいい。そっちの方が楽しい」
安易に流れそうな私にとって、至言でした。
アフリカでの研究活動の中では、研究のための道具がないのは当たり前。
あるもので、自作するしかありません。
ないからこそ工夫するし、アイデアも生まれる。
そして、それが当たり前になる。
学校生活も、時に制限がありますが、制限があるからこそ工夫するところが出てくるのかもしれませんね。
そう言えば、江戸時代に茶色と鼠色の服しか着たらいけない、贅沢してはいけないとのお達しに、江戸の人たちは48種類の茶色と100色の鼠色を編み出したとか。
繊細な色の感覚は、制限の中の工夫で生まれたことを思い出しました。(と言っても江戸時代を称賛しているわけではありません)
また、先生は医療の仕事は医者だけで成り立っているのではなく、多くの医療関係者で成り立っていることを強調されました。
その人たちとの人間関係を大切にし、尊重することが重要だとも。
現在、どの業界も人手不足
だからこそ医療のチーム力が大切なのでしょう。
互いを尊重しあうことは学校で今日からでもできること
生徒たちの心にどう刻まれたのか感想が楽しみです。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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