昨日は、寺迫小学校で仕事に必要な能力や態度について、子ども達と一緒に考えてみました。
まずは、身近な職業として取り上げたのは「お医者さん」。
「あなたは、とっても気さくで優しいけれど、不器用な外科医と
厳しいけれど確かな腕を持つ外科医では、どちらに自分の命を託しますか?」
の質問に対して、全ての子供たちが後者を選びました。
単に優しいだけでは、命は救えませんからね。(患者側としては優しく腕の良い医師が一番でしょうが)
「では、お医者さんに求めたい能力や態度をチームでいくつか挙げてください。」
と投げかけたところ
・専門的な知識(新しい治療法も含めて、ちゃんと学んでいてほしい)
・素早い判断力(緊急の手術などでは、落ち着いて素早く処置してほしい)
・コミュニケーション力(CTやMRIからのデータだけでなく、患者本人の違和感などを探ってほしい)
など、よく考えられた発言が見られました。
そのあと、地元の製造業に従事する若者のエピソードを提示し、そこから大切だと思える能力や態度を抜き出してもらいました。
次にそれらに順番付けをするグループ学習の中で
その仕事だからこそ求められる専門性とどの仕事でも求められる人間性を考えてもらっています。
来週は、(有)クリーン日向の鈴木睦代さんを講師に迎える寺迫小学校。
鈴木さんからも、仕事で求められる能力や態度をぜひ学び取ってもらいものです。
ところで、教師にも求められる能力と態度があるはずです。
「優しいけれど、子どもの力を伸ばせない教師、厳しいけれど子どもの力をグングン伸ばす教師」
前述のお医者さんの話ではありませんが、どっちが選ばれるのでしょうか?
小善は大悪に似たり、大善は非常に似たりという言葉もあります。
もう少し粘ればできそうな子に「もういいよ。」と助け船を出す教師と
慈愛に満ち溢れているからこそ心を鬼にして「まだ、やれるぞ!」と押し出す教師
いろんな価値観があるでしょうが、教師や親に求められる能力や態度を立ち止まって考えることも必要でしょうね。
今回のお話はここまでにします。
次回をお楽しみに
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