1月18日(土曜日)に、日向市のPTA研究大会で、ルールメイキングをテーマにパネルディスカッションを行いました。
パネラーは
・市内中学校6校の生徒たち
・先生方(校長、教頭、生徒指導)
・保護者
・地域の方
普通、パネラーが多いと意見を深めるのは難しいのですが、中学生パネラーがよく考えてきており、感心する場面が多くありました。
ところで、諸外国に比べて、日本の学生は、自分が社会を変えることができるとも思っていないし、自己肯定感も低いことが問題視されています。
「どうせ、自分一人では何もできない。」
「そうそう世の中は変わらない。」
と思っている割合が高いのです。
自分で考えることや多様性を尊重することが次代では求められるはずなのに、ルール遵守が重視される現状も影響しているのかもしれません。
ですから、子供たち自身が、
「そもそも、校則とは?」
と考え、ルール自体の意味を見直し、単純な多数決ではなしに、自分のいる社会(学校)を変える経験をして、社会に出ていくことはとても大切なことです。
学校は、そのための練習台
社会に出て失敗したら、可愛そう。
自分の居場所がなくなったり、いつも変わらない仕組みに文句を言って満足できない毎日に晒されることもあるでしょうから。
学生のうちに「そもそもこのルールは?」と考え、議論し、改善する経験をしてこそ、将来の投票行動に結びつきます。
自分の小さな一歩で学校の在り方を変えようとした経験がない生徒に、大人になって投票を呼び掛けても心に刺さらないでしょうから。
「私の学校では、校則検討委員会があって、そこで校則を見直しています。」
「大人は、法律などルールのある世界で過ごす訳だから、中学校でもルールは必要だし、そこで、自分たちを鍛えるべきだと思います。」
「私の学校では、常識の範囲でのツーブロックは認められています。」
「個人によって常識の範囲は変わってくるから、ルールをつくるのは難しいです。」
「お金を出すのは親なんだから、持ち物については親の意見も聞いてほしい。」
など、各校の現状と異なる主張に触れられたことで、今後、各学校での動きが楽しみです。
今回は、ここまでにします。
次回をお楽しみに
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