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2025年1月26日日曜日

揺らぐということ

キャリア教育と対のように、使われる言葉「夢」

特に、みずみずしい感性の時に、どんな人に出会うか、どんな経験をするかで夢を実現するエネルギーは変わってくることでしょう。

その意味では、学校はカリキュラムを開き、いろんな人に出会わせ、いろんな価値観に触れさせたいものです。

しかし、実際には子供のころに描いた夢を実現できる人は、そう多くはないでしょう。

子供のなりの世界観、知識、経験の中で描いた夢は、大人になるにつれて、変わるのは自然なことですから。

それもまた大切なことです。



玄侑宗久の著書に

『「こうじゃないと絶対いけないんだ。」と断定的な生き方は、人間が生きていく上で非常に妨げになる。』

とありました。

千年も前の禅の考え方「風流の大切さ」から説明をしています。

風の流れのようにとは、何とも頼りなく感じますが

「風流」とは、言い方を変えれば「揺らぎ方」

「人柄とは、事あるごとの揺らぎ方」だそうです。


「揺らぐ」とは、あらかじめ決めておいた事を頑なに通すだけでなく、

まずは、新鮮な気持ちでそれを受け止めて対応すること。


その意味でも、大人になるまでの子供たちに、いろんな出会いや話に触れさせて

揺らがせたいと思うのです。


別の本では、地震で倒れないビルは、頑丈に揺らがないように建てたものではなく、上手に揺らぐことができるものだと書いてありました。

なるほど、有名な三十三間堂も上手に揺らぐことで、創建時の姿をとどめています。


日向の子供たちの免震構造づくりを、進めていきましょうか?


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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