最近は、小学校6年生の学級で話をする機会に多く恵まれました。
一生懸命に考える姿を前にすると、話をする大人として責任を感じました。
少し気になったのが、最近の学生の鉛筆や箸の握り方です。
ジャンケンのグーのような握りで鉛筆を握ってしまうと、自分の書いている文字が見えません。
そうなると、自然に首がたれ、横から手元をのぞき込む姿勢になってしまいます。
いくら「立腰」と声をかけても、姿勢が崩れるのは、鉛筆の握り方が悪いからです。
昔は、箸や鉛筆の握り方は幼少期に躾けられたようですが、今は正しくないが主流の気もします。
しかし、こうなると目も近くなるし、重たい頭を何度も上下させる必要も出てきて、集中力も続きません。
幼少期につけたい手先の巧緻性も期待できません。
さらに、書くことそのものが遅くなるので、皆についていけない場合も・・・。
書くのが遅くて、友達を待たせてしまうことだって・・・。
子供が学校で感じなくてもよいストレスは
案外、鉛筆の握りみたいな基本にもあるのです。
子どもの個性は確かに大切
しかし、ある程度のしつけや訓練がなければ
ただの野生です。
ただの鉛筆の握り方ですが
その基本ができて広がる世界は実は大きいと思うのです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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