その昔、日本の歴史書には「鏡」という文字がついていました。
大鏡、今鏡、水鏡、増鏡
どうしてなのでしょう?
これらは鏡物(かがみもの)と呼ばれ、問答・座談を傍らで観察するという体裁をとっています。
ただ、この「鏡」は別の意味があります。
つまり、正しく映すという意味です。
変な解釈や要約を入れるのではなく、ありのままを残そうとする意味があります。
その意味では、真実を映そうとする先人の思いが伝わります。
キャリア教育を進める上で大切な視点の一つに、課題対応能力があります。
そこで、大切になるのが情報活用の力。
情報の本質を理解し、課題を見つけて、計画を立てるのに役立ちます。
しかし、巷は玉石混交の情報で溢れています。
生成AIなども活躍する世の中ですから、真実を映す「鏡」の情報かどうかは、ますます分からなくなっています。
では、どうやって「鏡」の情報にたどり着けばいいのでしょう。
1つの考え方として、様々な情報を並べてみて、つじつまが合うかどうかを見極めることが大切だと思うのです。
それに、一緒に吟味できる仲間も。
今は、進学や就職の旅立ちの時
「鏡」の情報で、しっかり未来に踏み出してほしいものです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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