昨日は、市内の管理職の先生とその学校のキャリア教育担当の先生をお迎えして研修を行いました。
当センターは、
①キャリア教育の基本的な理解
②当センターが学校に提供できる研修等
について担当させていただきました。
前半の、「キャリア教育の基本的な理解」で、まず先生方に問うたのは
「あなたの今が10でできているとして、学校教育がどのくらいの割合であなたを作っていますか?」
でした。
数名の先生方に尋ねましたが、ほとんどの答えは2か3、最高6でした。
先生でさえ、こんな割合ですから、学校だけで人が作れるわけはないと分かります。
やはり、人は多くのコミュニティや組織、役割などの中で作られ、磨かれていくものだと改めて実感できました。
ですから、本年度も多くのよのなか先生を学校に連れて行って、子どもたちの未来づくりのお手伝いをして頂きたいと思います。
常識を広げる話もしました。
学校だけの社会観や価値観だけで子供を育てるのではありません。
それでは、視野も狭いし、視界も短いですから。
子どもはもちろん、先生方の常識(フツー)を変えることの大切さを再確認させてもらったのです。
フツーを広げることは可能性を広げることです。
昨日は話をしませんでしたが、例えば抹茶アイス
抹茶もアイスも飲んだり食べたりするものですが
9世紀に薬として唐から入ってきた抹茶と大正時代に一般化したアイスクリームは決して似たものとは言えません。
ただ、誰でも抹茶は知っていた。
そして、誰でもアイスクリームを知っていた。
しかし、みんなのフツーは抹茶は飲むもの、アイスは食べるものだった。
ところが、遠く離れたこの2つのフツーを打ち破ると美味しいものができあがった。
大体新しい発見は、既知×既知
知ってはいるけど、関連が遠くて結びつけようとは思わなったものを結び付けると
全く新しい価値のあるものの発見につながることも多いようです。
だからこそ、キャリア教育でも先生だけのフツー、学校だけのフツーを子供たちに刷り込むのではなく、多くの大人のフツーを教えていくことを大切にしたいのです。
それが、子どもたちの飛び立つ未来を大きくすことに繋がると信じています。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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