先週は、市内の財光寺中学校でキャリア教育についての講話をしました。
法律が変わって18歳で成人ですから、彼らにとっての4年後は大人です。
自分でできることも増えますが、裏を返せば子どもだから許されていたことが大人として扱われるわけですから、責任も伴うようになります。
中学生は、何となく不安もあるるけれど、漫然と日常を過ごしても大丈夫な気もするでしょうが、4年はあっという間にやってきます。
準備しようがしまいが、時間は確実に流れますから。
さて、子どもたちに就職条件にあてはまるものを答えてもらいました。
私が示した条件に大きく当てはまるなら、力いっぱいの拍手を
少し当てはまるなら小さな拍手で表現するやり方です。
・給料が高い・・・・・会場いっぱいの大拍手
・残業がない・・・・・大きな拍手
・リストラされない・・中くらいの拍手
・職場の雰囲気が良い・・大きな拍手
・好きな仕事・・・・・大きな拍手
つまり、給料が高くて、苦手ではなく、皆が優しく、定時に帰れて、クビにならない仕事です。
中学生らしい反応ですが、この選択肢はちょっとした意図があります。
それは、全部自分の資質や能力とは無関係で、他人様頼みの選択肢だからです。
そこで、報酬は誰かの有難うから発生するのだから、自分の能力や資質、態度を磨かないと、その仕事を任せてもらえないという話をしました。
中学生は、これから様々な職場での社会体験に出発します。
①経験させてもらう仕事は、誰の有難うをもらう仕事なのか
②その仕事に必要な能力や態度は何なのか
③その仕事は、どんな仕事の人たちと協力して成り立っているのか
を探ってきてほしいと願っています。
自分の興味のある仕事だけではなく他の仕事にも目を向け、自分の社会観を広げ、未来に向けて自分を磨くエネルギーをもらって帰ってこれたら最高です。
財光寺中学校の生徒の皆さん
頑張っていってらっしゃい!
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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