昨日は、財光寺中学校のよのなか挑戦前講話の内容を紹介しました。
その中で、生徒が、給料が高くて、苦手なことではなく、皆が優しく、定時に帰れて、クビにならない仕事に魅力を感じていることに触れました。
随分、調子のよい条件だなとは思いますが、親も変わらないのではないでしょうか?
自分自身もその矛盾に今頃気付いているのですが、
親として我が子に勉強を頑張れと励ましておいて、大学の講義が難しいと聞けば、
「もっと、講義内容を易しくしてくれたらなあ」
と思ったり、就職して仕事が大変だと聞くと
「もっと、楽な仕事だったらなあ」
と健康を心配したりします。
そうなると、小中学生の我が子を励ましたのは、将来楽になるためであって、能力を発揮するためではなくなります。
一生懸命勉強させておいて、大人になったら苦手なことをせず、楽を選び、組織からあまり必要とされない会社に入ってほしいと願っているようなものかもしれません。
ただ、そんな人材をいつまでも余裕で雇える会社はないはずですが・・・
本当に、親の気持ちは矛盾だらけです。
ただ、昔から言われているのは
子を背負って川を渡る親より、手を引いて水の怖さを体感させながら渡る親の方が子は育つと言われています。(私はすぐに手を出しがちで反省しています)
今後、日向市の14歳のよのなか挑戦で生徒を受け入れて下さる事業所の方にも
井戸の水を飲ませる経験よりも
井戸の掘り方を学ぶ経験をお願いしたいものです。
今回のお話はこれで終わります。
次回をお楽しみに
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