昨日、細島港に停泊している日本丸において、日向市内の3校
日知屋小学校、細島小学校、塩見小学校の6年生が乗船体験をしました。
まずは、日本丸の「小屋野 晶」船長のお話を頂き、児童を船内見学と体験の2つの学習班に分けSHIP SCHOOLが始まりました。
体験班は、
①ヤード旋回
ロープをみんなで協力しながら、マストにかかる横軸のヤードを動かしました。
小学生が精いっぱい力を合わせ、声をかけながらロープを引っ張るのですが、ヤードの向きは少しずつしか動きません。帆を張っていない状態でも、これほどの力がいるのなら、実際はどうでしょう。大きいものを動かすには、チームの協力が大切であり、誰かがサボれぼサボった分だけ、危険が増したり、予定が狂ったりすることは、学校も同じですね。
② 舵輪回し
4人1組で、船の進行方向を変える舵輪を回しました。
船が大きい分、舵を切るのはとても大変ですから舵輪を大きくして操船しやすくしているのでしょう。これもまた力や声を合わせて、実体験ができました。
③ 椰子摺り
船の上のデッキを、椰子で磨きました。
木製のデッキは、いつでも磨かれており、全く毛羽だっていません。
裸足で歩いて、木片が刺さることはありません。
その安全や不具合を椰子摺り行うことで確保しています。
子ども達にとって、映像ではなく、実体験ができたのはとても意義深いことでした。
船の微妙な傾きや揺れ、においや船内空間の圧迫感や船上の解放感など
きっと子供たちの記憶に刻まれたはずです。
日本は、海運なくして成り立たない国です。
しかし、現状は地元の港にさえ行ったことがない子がほとんど。
今回の経験を通して、海運の知識や興味が広ったはずです。
将来、日本の海に関わる仕事を選択肢の一つに加えてもらえたらの願うばかりです。
今回のお話はこれで終わりです。
次回をお楽しみに