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2024年11月20日水曜日

日本丸でSHIP SCHOOL(1)

昨日、細島港に停泊している日本丸において、日向市内の3校

日知屋小学校、細島小学校、塩見小学校の6年生が乗船体験をしました。

まずは、日本丸の「小屋野 晶」船長のお話を頂き、児童を船内見学と体験の2つの学習班に分けSHIP SCHOOLが始まりました。

体験班は、

①ヤード旋回

 ロープをみんなで協力しながら、マストにかかる横軸のヤードを動かしました。

 小学生が精いっぱい力を合わせ、声をかけながらロープを引っ張るのですが、ヤードの向きは少しずつしか動きません。帆を張っていない状態でも、これほどの力がいるのなら、実際はどうでしょう。

 大きいものを動かすには、チームの協力が大切であり、誰かがサボれぼサボった分だけ、危険が増したり、予定が狂ったりすることは、学校も同じですね。


② 舵輪回し

 4人1組で、船の進行方向を変える舵輪を回しました。

 船が大きい分、舵を切るのはとても大変ですから舵輪を大きくして操船しやすくしているのでしょう。これもまた力や声を合わせて、実体験ができました。


③ 椰子摺り

 船の上のデッキを、椰子で磨きました。

木製のデッキは、いつでも磨かれており、全く毛羽だっていません。

裸足で歩いて、木片が刺さることはありません。

その安全や不具合を椰子摺り行うことで確保しています。


子ども達にとって、映像ではなく、実体験ができたのはとても意義深いことでした。

船の微妙な傾きや揺れ、においや船内空間の圧迫感や船上の解放感など

きっと子供たちの記憶に刻まれたはずです。


日本は、海運なくして成り立たない国です。

しかし、現状は地元の港にさえ行ったことがない子がほとんど。

今回の経験を通して、海運の知識や興味が広ったはずです。

将来、日本の海に関わる仕事を選択肢の一つに加えてもらえたらの願うばかりです。


今回のお話はこれで終わりです。

次回をお楽しみに

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2024年11月18日月曜日

日本丸をお出迎え

11月18日(月)、日本丸が細島港にやってきました。

将来、海の仕事に携わる生徒たちの練習船です。

明日20日(水)には、日向市内の日知屋小、細島小、塩見小の児童が乗船体験します。

その船を、細島港の沖で迎えました。



遠くに見えた日本丸が徐々に近づき、着岸するまでを見学させていただきました。

外洋を走るときは深度を気にしなくてもよいのですが、港に入るとそうはいきません。

浅くて座礁の危険がある場所も隠れているからです。

ですから、水先人も必要だし、タグボートの熟練技術も大切なのでしょう。


いろんな人たちの連携によって日本の海運が成り立っていることを少しだけ体感できました。


さて、今回の入港した日本丸で船長さんに聞くと

「風が強くて、時間通りに入港できるか心配したが、大丈夫だった。」


海の仕事は、人の連携に加えて、自然状況の分析力も必要とされると感じました。

いよいよ、明日は子供たちが乗船します。

その様子も、次回お伝えします。


今回はここまでにします。

次回をお楽しみに。






2024年11月17日日曜日

三日坊主は当たり前?

うちの子は、我慢が足りなくて、、、、

子育ての悩みは尽きません。

そもそも脳は、面倒くさがり。

新しいものやこれまでと違うやり方は苦手です。

面白さがあれば、何日でも続くでしょうが、苦行を続けるようにはできていません。

始めるのは簡単だけど、続けるのが難しいのです。


学校の勉強を家庭でしなくて済むならそれが一番いいのですが、そう上手くできていません。

ピアノ教室などで考えれば分かりやすいでしょう。

レッスンの時間はあくまでも手本に触れたり、自分の改善点を見つける時間。

その時間だけで上手くなることはありません。

レッスン日だけしか練習しない子は、次のレッスン日も同じテキストの同じ部分を行ったりきたりで、先に進めません。


学校も同じ

教室で習ったことを、定着させるためには授業以外のところで頑張るしかありません。

ただ、興味関心はそれぞれですから

毎日頑張るのが辛くなるのは当たり前の姿です。


では、どうやったら、続けられるのでしょうか

方法は、2つ。


1つ目は、やる時間を固定化する。

例えば、帰ったらすぐにやる。

やる時間がまちまちになると、寝る前にやらなくてはならなってしまったり、

朝早くばたばたとやらなくてはならなくなったりと、続くはずがありません。

野球でいえば、今日は先発、明日はリリーフ。

モチベーションの維持に加えて、準備や片付けも含めて、破綻が目に見えています。

だから、帰ったらすぐやる。

靴を並べたり、歯を磨いたるするのと同じ、仕組化すると続きます。


もう一つは、自己決定させる。

「勉強しなさい」と言われた途端やる気がなくなるのが普通

ですから

「ご飯を準備するけど、何時にする?勉強を先にするなら7時、後にするなら6時半」

と言った具合に、本人に自己決定させることが大切です。

毎日、言われたことを続けるなんて大人でも辛いですよ。


キャリア教育の視点で、自己管理の視点があります。

全部子供に任せるのではなく、家庭での働きかけはとても大切なのです。


今回のお話はここで終わります。

次回をお楽しみに

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2024年11月13日水曜日

未来の情報を得る

 中学生になると日本全国、社会体験だとか、職業体験だとかで2~5日間、地元の事業所で働く体験をさせてもらっています。

問題は、その体験先をどう選ぶかです。

中学生に将来の就職先で何を大切にするかを問うと

・給料が高い

・休みが多い

・職場の雰囲気が良い

などが優先順位として高いです。

でも、これって、全部、他人任せです。

仕事は、自分で選ぶものでもありますが、自分を選んでもらうものでもあります。

となれば、選んでもらうために

・自分の興味や関心を広げる

・自分の違う強みを見つける

ことも大切なことです。

だから、希望通りの体験先選択でなくても、意味があると思うのです。

自分の守備範囲からではない情報をどう生かすかも大切な力です。


ところで、以前、ベストセラーになったFACTFULNESS(ファクトフルネス)で、ある実験が紹介されていました。

それは、簡単な三択回答の質問に対して、北欧の大学生とチンパンジーを比べた結果を示したものでした。

結果はチンパンジーの勝ち。

それはなぜか?

大学生たちは情報ではなく、先入観で答えているからです。

例えば大規模自然災害のニュースを見る回数が多いと、

Q 世界で起きている自然災害の死者数は100年前から増えているか?

の問いにYESと答えてしまいがちなのです。(実際は、激減)

正しい情報に基づかない常識や知識や先入観で答えて、間違え、正答率でチンパンジーに負けるとは悲しいことです。


でも、これって、現実社会でも毎日のように起こっています。

ですから、自分に関心ある情報だけで、物事を決めるのは危険だと思うのです。


ましてや、将来の仕事を、自分が知っている範囲、今の自分が興味ある範囲から選ぶことは、リスクにつながる気もします。


だからこそ、中学生には一歩踏み出して、新たな経験をしたり、情報を得たりできる研修先を選んでほしいとも思うのです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに

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フツーを広げる

 11月13日(水)に、大王谷学園初等部5年生を対象とした「土木の日」関連のイベントが開催されました。

まずは、そのイベントを支える大人の人数にびっくり。

国、県、市、市内の土木業のみなさん、建設業(建和会)の皆さん優に50名を超える方々が参加しているではありませんか。

土木という字が、十一と十八でできていることから、11月18日にを土木の日としたようで、関係者も力が入った取り組みでした。

はじめに、5年生全員を体育館に集めて、土木の理解を深める話をし、運動場に移動して様々な建設土木機械の実演に触れる形で進められました。

その中で、高千穂グリーンの黒木絹子社長が、造園のお話をされました。

「仕事を始めたころは、若い女性というだけで何となく対等に扱われていなかった。

しかし、国家資格1級を取り、証明された知識や技能をもとに事業を展開した。」

土木=男の仕事

ではなく、自分で制限をかけずに取り組んだところがすごいと思わされました。

その発想があれば、選択肢も広がるからです。


黒木さんは、もともと絵を描くことが好きだったとか

造園のお仕事は大地に絵を描く仕事ですから、ぴったりです。


フツーは広げなくては



今回のお話はここまでにします

次回をお楽しみに

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2024年11月11日月曜日

皆で学ぶ価値

昔、ドリフターズの「8時だよ全員集合」というとんでもない視聴率を稼ぐお化け番組がありました。

内容的には、当時のPTA組織が顔をしかめるものもありましたが、子ども達は熱狂しました。

学校では、番組で使われたギャグやダンスを真似する子供もいっぱい。

そして、みながお腹を抱えて笑ったものでした。


それは、モニター(テレビ画面)が一家に一台で、親も含めて同じ情報の中にいたからだと思います。


ところが、今やスマホの普及もあって、モニターは一人一台

それぞれが違う情報の中にいます。

しかも、スマホは自分の興味のあるような情報、自分の意見を肯定するような情報を次々に準備します。

動画にいたっては、数秒単位で次の番組が用意される始末です。

番組数は無尽蔵


家族であっても、どんな番組の中に我が子がハマっているかを確認できません。

とっても便利ですが、特定の情報の中に、溺れてしまい信じてしまう危険性を感じます。


これに慣れてしまうと学校の授業はどうでしょう。

番組の観点でいえば、1番組をみんなで見てる感じでしょうか?

だから駄目ですか?

そんなに悪いことばかりではないと私は思います。


小学校の2年生くらいになると掛け算九九の勉強が始まります。

足し算の世界から一歩踏み出すのですが、結構大変です。

しかし、掛け算九九の船(番組)にみんなで乗って声を合わせてオールを漕いで身につけることは実は効率的です。

その船から降りて、一人で努力を強いられたら、3年生になっても、4年生になっても、なかなか身につきません。

皆がオールを漕いでいない時に一人で漕ぐのは案外大変

人間、一人ではそんな根性はありませんから。


学校の授業は、番組ではなく、身に着ける手段

となると教師も児童生徒も、それを上手に生かしたいものです。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに

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2024年11月10日日曜日

日向市議会文教福祉常任委員会でのお話

11月6日(水)に、日向市議会文教福祉委員会で懇談をさせていただきました。

本センターからは5名が参加しました。

・本センタースタッフ 3名

・秋田浩二 

  日向商工会議所副会頭 

  株式会社アキタ製作所代表取締役会長(よのなか先生)

  財光寺中学校で「よのなか教室」を実施

  素晴らしい資料に裏付けられた説得力ある語りで生徒を鼓舞

・黒木基弘

  有限会社アイセック部長(市内の中学校社会体験受け入れ、よのなか先生)

  大王谷学園・日向中学校生を魅力的なプログラムで受け入れ

  よのなか先生として具体的な話が好評

市民の皆様へのご理解を広めるために、まず、市民の代表者である議員の皆様と懇談させていただきました。

「日向の大人はみな子供たちの先生」をキャッチフレーズに進めているキャリア教育ですが

どうもこの「キャリア」という言葉がいつまでも曲者です。

キャリア教育は、独り立ちできるようにするための能力や態度を育て、社会の中で自分の役割を果たしながら自分らしい生き方の実現につなげる教育です。(と書いたものの、この説明でも・・・)


このキャリア教育の現状を、本センターが主となって実施している「よのなか教室」の意義や手応えなどから説明させていただきました。

議員の皆様からはご指摘もいただきましたので、今後の改善に生かします。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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日本丸でSHIP SCHOOL(1)

昨日、細島港に停泊している日本丸において、日向市内の3校 日知屋小学校、細島小学校、塩見小学校の6年生が乗船体験をしました。 まずは、日本丸の「小屋野 晶」船長のお話を頂き、児童を船内見学と体験の2つの学習班に分けSHIP SCHOOLが始まりました。 体験班は、 ①ヤード旋回 ...