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2024年8月18日日曜日

ウサギと亀

お盆休みも終わります。

懐かしい人との時間が過ぎ、「またね」と別れる時の一抹の寂しさはいくつになっても同じです。

現実が迫ってきます。

中学3年生は、いよいよ受験モードでしょうか?

心配が尽きないかもしれませんが、人と比べずに自分の力の伸びを楽しんでほしいと思います。

有名な話にウサギと亀の話がありますから、そこから話を進めます。

最初に圧倒的なリードをしていたウサギが、油断して寝てしまい亀に先を越される話です。

ゴールを地道に目指した亀とライバルとの差を気にしていたウサギは、考え方が全く違います。

亀は、ゴールまでの距離が確実に減っていくことで自分の進み具合に満足し、ウサギは亀との差で一喜一憂する。

つまり、「亀の満足度=自分の努力次第」なのに対して、「ウサギの満足度=ライバル次第」ですよね。

これから何度も模試があるでしょうが、自分自身の歩みに目を向けられるようになると、感じ方も違ってくるはずです。

自分の成長を他との比較でしか捉えられないようだとしたら、苦しいですよ。ライバル次第の成長なんて。


そう考えると大人の対応もちょっと変わるかもしれません。

「子は褒めて育てろ」と言いますが、そこには枕詞がついています。

「“他と比べずに”褒めて育てろ」ということです。

もしこの枕詞がついていなければ、世界中で褒められる子はほんの一握りになってしまいますからね。

今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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2024年8月12日月曜日

比較しない生き方

人間の妊娠期間は280日

待望の我が子に出会えるまでには、結構、時間がかかります。

男の子だろうか、女の子だろうか と楽しみにしながらも

出産が近づいてくると、とにかく元気に生まれてきて欲しいと願います。


しばらくすると、首が座ったとか、寝返りをうったなど

その成長に喜びをもらいます。

そのうち、歩き始めますが、その危なっかしいこと

ヨチヨチの不安定は見ている方がハラハラです。

しかし、当の本人はお構いなし。

何度失敗しようが、満面の笑みで、何度も立ち上がってはチャレンジします。

人間は失敗にクヨクヨせずに成功を信じて挑戦するDNAが備わっているのでしょう。


小学校の入学式で

「お勉強が大好きな人?」

と問えば

大きな声で「はーい」の返事

まだ、自分を信じています。


ところが

同じ質問を6年生にすると、挙がる手の数は激減します。

何だか自信を無くしています。


人と比べることを覚えたか、人と比べられることが日常なのか

それは分かりません。

ただ、この「比べる」ことにさらされた子供たちのモチベーションは

「学びたい」「知りたい」「面白い」

ではなく

「競争にかちたい」「友達よりは低い点数は取りたくない」

に変わります。


いつかは絶対負ける勝負です。

勉強が面白いはずはありません。


学ぶことが、競争に勝つことや点数を取ることだったら

大人になってまで続けようとは思わないでしょう。


興味を高める・・・・

面白い(目の前がぱっと明るくなり、心が晴れやかになる)ものを見つけられるよういろんな人や物に出会わせたいものです。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに


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2024年8月8日木曜日

分からない大切さ

昨日は、夏休みの宿題を提出することよりも、粘り強く取り組むことを

大切にしてほしいお話をしました。

親にとって、子どもが苦労するのは可哀そうな気がしますからね。


しかし、すぐに分かったり覚えられなかったりすることにも

大きな意味があり、貴重な経験となります。

今日は、そんなお話をしてみます。


フランスの有名な哲学者にデカルトがいます。

数学が得意だった彼は、問題をできるだけ小さく分解して考えるように

提案しています。

分からないものを分解する?


食べ物に例えてみましょうか

嚙み切れないスルメを分解するとすればどうでしょう?

嚙み切れない嚙み切れないと嘆くのではなく

小さく嚙み切って、クチャクチャやる

そうすると硬くてどうしようもなったスルメが柔くなって味わうことができる

というわけです。


最初に硬くて歯が立たなかった物に対して、小さく噛み切って

諦めずにクチャクチャやった結果、顎が鍛えられていきます。

次は、少し簡単に味わえることでしょう。


もし、「硬くてごめんね、プリンにしとくね」だったら

顎はいつまでも鍛えられません。

柔いものしか食べられない育て方が、本当に生きる力を育てているのかは疑問です。


学ぶことも同じ

全て教えるのではなく、悩ませたり考えさせたりすることは伸びるチャンスの時間です。

基礎問題では、すぐに答え合わせをすることはいいでしょうが

骨のある問題は、まず子供に任せることが大切です。

勉強における顎を鍛えることになりますから。


となると

家事の手伝いも家庭学習も子供の顎(生き抜く力)を鍛える時間と考えると

子どもへの投げかけも変わるのではないでしょうか?


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに

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2024年8月6日火曜日

粘り強さを鍛えたい

誰しも自転車に乗れるようになるまでに、何度か転んだり、痛い思いをしたりしたことが
あるのではないでしょうか。

途中で諦めそうになったり、涙が出たこともあるかもしれません。

ものごとの上達は、一次関数的に努力の時間と比例していませんからね。

練習1日目は、1mで転び
練習2日目も、1mで転ぶ
練習3日目も、なぜか1.5m
ところが、練習4日目は、突然100m
みたいなことが起きるのが、上達のよくあるパターン

これは、勉強も同じです。
何日勉強しても、何か月か勉強しても1mの状態が続き
諦めたくなるのも似ています。

そして、いったん分かり始めると一気にできるようになるのも同じ

右肩上がりの一直線の上達ではなく
地を這うような状態から離陸する飛行機と同じです。
(ただ、勉強の方は上達が見えにくいので諦めやすいのですが)

よのなかで成功する人の多くは、グリット(GRIT)を持っていると言われます。
その中のRはレジリエンス(粘り強さ)です。

その意味では、学校は教科を教えるところですが
何度も挑戦して正解にたどり着けるようになるレジリエンス(粘り強さ)を
鍛える場所でもあるのでしょう。

と考えると、夏休みの宿題も意味が違ってきます。
問題が解けたかどうかよりも、解くためにどれだけ気持ちを切らさなかったかが
大切ではないでしょうか。

教科書を見る、YOU TUBEの解説動画を見る、友人に聞く
答えにたどり着くまでの粘り強さこそ宝です。
空欄が多いとか、正解数が少ないとかを問題にすると
「提出」が目的になり、答えを丸写ししたり、できるところだけやったりして
その力は鍛えられませんし、学力も上がりません。
これでは、使った労力も時間も無駄になりますから、やる気も低減しそうです。

夏休みもいよいよ中盤
意味ある学習を子供たちが続けていることを願うばかりです。

今回のお話はここで終わります。
次回をお楽しみに

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2024年8月5日月曜日

応援する力

極限まで自分を追い詰めてオリンピックの舞台に立つアスリートたち。

最後に彼らに戦うエネルギーを与えているのは応援の力ではないでしょうか。

フランスの国旗や国歌に埋め尽くされた会場の声援が、フランス選手を

熱くさせている映像を見ると、そう思ってしまうのです。


しかし、そう考えると、自国開催にもかかわらず無観客だった東京オリンピックの選手たちは一人ぼっちの戦いをしたのではないかと今更ながらに思ってしまいます。


TVでの声援は選手には聞こえないですから

応援なしの戦いは辛かっただろうなと。


昔、宮崎県西臼杵郡日之影の僻地の小学校に勤務していた私は

地域の方の推薦(強制)により、町の地区対抗駅伝大会に出場しました。


もちろん、ぶっつけ本番では他のメンバーに迷惑をかけますから

本番まで学校近くの山道で毎日のように練習をして備えました。


迎えた本番

第2集団的な位置でタスキを受け取り、全力で走りました。

ところが急坂コースですから、すぐに体力は奪われ

青息吐息の状態に。


「あの角を回ったら、中継点だ」と勝手に想像しては裏切られ

曲がりくねった道がまた現れるといったことを繰り返し、

気分は絶望的でした。


そんな中、私に力を注入してくれたのは

沿道の応援

その中には知り合いの顔もありましたが、多くは見知らぬ人々


知り合いであってもなくてもそれらの応援は、何とか頑張ろうと思う力を沸き上がらせました。

応援なしでは、いったん立ち止まり、休憩したかもしれません。

(応援してくれている人の前だと少しはカッコつけたくもなりますから。)

応援は、本当に力をもらえます。


しかし、考えようによっては、応援している方も力をもらえているのかもしれません。

プロ野球でも、プロサッカーでも、もちろんオリンピックでも

懸命に応援したサポーターが口々に

「元気をもらった」とか「勇気をもらった」

と言っていますから。


そういえば

東日本大震災の時、臨時の避難所で悲嘆に暮れていた人々の中で、元気になった人となかなか元気を取り戻せない人がいたと聞きました。

元気になった人は、次々に届く救援物資の仕分けをしたり、炊き出しをしたりした側。

つまり、応援する側でした。


日向市では、「日向の大人はみな子供たちの先生」

を合言葉に子供たちを応援しています。

応援している大人たちに元気を与えるものになってほしいと願うばかりです。


今回のお話はここで終わります。

次回をお楽しみに。


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2024年8月4日日曜日

リーダー性と足を引っ張る力?

日向市は、ハワイのモミラニ小学校と交流をしています。

2年に1度、互いの小学生を交換ホームステイをさせ、現地の学校体験をしたり、

生活体験をしたりして、親交を深めています。

私も10年ほど前にハワイのモミラニ小学校を訪れ、現地の小学校6年生の担任の

トッド タシロさんの家にホームステイをさせていただきました。

私にとっては得難い体験で、今でも鮮明に思い出されます。

いつか、モミラニ小学校のことを取り上げ、キャリア教育について考えてみたいと思っていますが、今はオリンピック中でもあるので、それに関連付けたお話をします。

実は、その時に、現地の中学校も参観させていただきました。

その中学校で、私たちを迎えてくれたのはお揃いのTシャツを着た中学生達でした。

そして、その背中には「LEADERS]のロゴが入っていました。

そう、生徒会の役員たちです。

「君たちは、LEADERSに立候補したの?」

と聞くと自信満々に

「はい、立候補しました。しかし、誰でも立候補できるわけではありません。学業はもちろん、ボランティア活動も含めて、LEADERSに押される条件が揃っていないと立候補できないのです。」

私が

「誰でも立候補できるわけではないの?」

と念を押すと

「立候補するためには、みなが納得する条件が揃っていないといけません」

と答えてくれました。

立候補の条件に経済的な理由があったら問題ですが、同じ土俵での努力を見た上での立候補は平等だなと思わされました。

日本は機会均等と言いながら、それまでの努力を評価せずに、機会を与えているのかもしれないと反省させられました。不平等かもしれないとも。

そして、リーダー性を全員が持つのはなかなか厳しいものだとも思ったところです。


ところで、万人が持っている能力に、悲しいかな「足を引っ張る力」があります。

足を引っ張る力のブレーキの利き具合は人それぞれですが、、、。


この足を引っ張る力

何とかならないものでしょうか?

オリンピックの壮行会では、「がんばれ!」と送り出しておいて

結果が伴わないと手のひらを返してしまう。


オリンピックでは、全ての競技で敗北者がほとんどです。

敗北の苦しみや絶望感と隣り合わせの断崖絶壁で高みを目指した敗北者に

メダルのあるなしにかかわらず、万雷の拍手を送りたいものです。


キャリア教育がどうのこうのと言っても

目の前の大人がやっぱり人生の手本

大人は子供の先生ですから。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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2024年8月1日木曜日

オリンピックを見ていると ~チームの力~

日本選手のメダル獲得のニュースが毎日のように流れています。

お陰様で、うだるような猛暑に負けそうな気分を吹き飛ばしてもらえています。

破顔一笑のオリンピアンも、悔し涙のオリンピアンも

間違いなくヒーローでありヒロインですから、胸を張って帰国して欲しいものです。


さて、そのヒーローたちのインタビューですが

皆一様に、自分を支えてくれたチームやサポーターへの感謝を口にしています。

やっぱり、一人であの場所までたどり着くことは難しいのでしょうね。


その昔、テレビアニメの主人公は、孤高のヒーローが多かった。

巨人の星の「星 飛雄馬」 あしたのジョーの「矢吹丈」

アタックナンバーワンの「鮎原こずえ」

みなしごハッチの「ハッチ」

懸命な努力やど根性で、度重なる試練を乗り越えるストーリーが思い出されます。


子どもだった私は、凄いなあと憧れもしましたが、オリンピアンを見ると

違う視点で考えてみたくなりました。

それは、チームの考え方です。


皆さんご存じ「アンパンマン」を例にとって、考えてみましょう。

大体ヒーローというのは、強くて賢くて弱みを見せないのがこれまでの定番でしたが

アンパンマンは違います。

まず、顔が濡れると力が出なくなるという大弱点を持っています。

しかも、その顔の取り換えはジャムおじさんやバタコさん、犬のチーズに任されています。

チーズは言葉はしゃべれませんが、アンパン号は運転できるし、パン生地もこねられる。

バタコさんも力はないけれど、正義感は人一倍ある。

そんなチーム力で支えられているアンパンマンです。


一人一人は特別ではないけれど、特別なチーム力や信頼関係で難局を乗り切るのが

格好いいです。


昔、ソフトボールの上野投手が毎試合投げてメダルを獲得した時、

監督は、ブルペンで登板機会はなかったものの

いつでもリリーフに行ける準備をしていた控えのピッチャーに

一番の感謝を伝えたとある本で読んだことがあります。

「彼女が、いつでも登板できる肩を作っていたから、上野は全力で投げられたんだ」

私たちはどうしても日の当たるヒーローに目を奪われがちですが、ヒーローを

支える名もなきメンバーの価値を評価することが大切ではないでしょうか。


子どもたちが生きていく上で大切にしたい力であり、視点でもあると思っています。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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お世話になりました。

私事ではございますが、9月末をもって日向市キャリア教育支援センター長を辞任いたします。 着任からちょうど1年半。 その間に発信したブログ記事はおかげさまで250回を超えました。 日々の思いや気づきを綴ってまいりましたので、共感いただけるものもあれば、首をかしげるものもあったか...