新年度が始まりますね。
4月は進学や就職で生活が一変しますから、元日とは違う1年の始まりに緊張感も走ります。
学校では、4月2日生まれから翌年の4月1日生まれを同じ学年にします。
今年で言うなら、令和7年4月2日生まれから令和8年4月1日までが同じ学年
なんだか変ですよね。
しかし、これは法律で誕生日前日の24時に満年齢を迎えるとされているからです。
そうなると、令和7年4月1日生まれの人は、令和8年3月31日の24時に満1歳になります。
この考え方で行くと、閏年の2月29日生まれの人も毎年、2月28日に年を取ることができるのです。
明治時代に始まった4月はじまりの年度
年貢米から税を計算していた頃は、収穫米が納められる10月くらいの時代もあったとか
米不足の今の日本では、考えられませんね。
さて、講釈はここまでにし、
新年度も家庭や学校、会社での挨拶を大切にしたいものです。
以前、奥様をご病気で亡くされた方が、こんなことを仰っていました。
「どんなに仲がよくても、生活をしていれば、意見の合わないこともあるし、喧嘩にもなります。しかし、朝、喧嘩をして、『行ってらっしゃい』も言わずに送り出したら、あるいは送り出されたら、それが、生きているその人との最後のコミュニケーションになることだってあります。だからこそ、大切な人を送るときは、笑顔で言ってらっしゃいと言って送らないと後悔することになります。」
確かにその通りだなあと思ったのです。
忙しい中で生活をしていると、家族への言葉かけも十分ではありません。明日もあると思って接しているからでしょう。
反省させられる示唆でした。
学校ではどうでしょう。
先生方は、下校する子ども達に笑顔で「さようなら」と言っているでしょうか。
注意のオンパレードで子ども達に下を向かせていないでしょうか。
「いってきます」も「さようなら」も、笑顔の交換なら最高です。
家庭でも学校、会社でも、その笑顔や声かけが、大人の責任かもしれません。
そんな4月の始まりを迎えたいものです。
今回のお話はここまでにします。
次回をお楽しみに