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2025年7月31日木曜日

夏休みの友

8月に入りました。

子ども達の夏休みの宿題は、どんな感じでしょうね。


昔の宮崎県には「夏休みの友」という共通の宿題がありました。

毎日の天気、1行日記、教科の復讐の他にも、習字や絵、読書感想文に自由研究など、ウンザリするほどの「悪友」でした。


今や天気などネットでいくらでも調べられるし、宿題の量も随分減り、課題も選択できるようになっていて、「悪友」は姿を消しました。

しかも、2学期始めの登校日に角を立てて宿題忘れを咎める先生もいません。

おかげで、夏休み最終日に真っ青になる必要はなくなりました。

ずいぶん楽になったものです。


もともと夏休みの宿題をしようが、しまいが実力に大きな差がつくとは思えません。

やらされ感の中では、時間の浪費になることもあるでしょう。

2学期最初に集まってくる絵や習字を見ると

「何とか仕上げたんだろうなあ。ご苦労様」

と思うことが度々でしたから。


ただ、キャリア教育の視点から考えると、

設定された目標や期限までにどんなスケジュールを組むのか

スケジュール通りにいきそうにないときは誰に助けてもらうか

といった自己管理を試されるのが夏休みだと言えます。

先生なしで、長期のスケジュールを管理する力を鍛えるには絶好な機会です。

(私は、先行逃げ切りで臨んで、いつも最後に撃沈のウサギ型でした・・・)


勉強を進めるには

①目標を立てる

②習慣化する

③チームで取り組む

が大切です。


人間は弱いもの

子ども達にはこれらの仕組みを助言し、夏休みの友(人間)と取り組ませたいものです。



今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに


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2025年7月30日水曜日

夏の研修は続く

 7月29日は、寺迫小学校での社会人マナー研修をし、そこから美々津中学校に移動して美々津小中学校合同職員研修としてキャリア教育基礎研修をしました。

午前中に2会場で、しかも内容も異なるとなると準備も大変です。

ただ講義の成否は、講師と受講者の真剣度にかかっています。

その意味では、どちらの講義も先生方の本気に支えられたものでした。



最近は先生方からのマナー研修のニーズの高さを感じます。

そこで、改めて

・相手の言うことをメモしながら聞き、それを復唱して確かめる。
・「担当の○〇が承りました。」と電話の最後に付け加える。
・明瞭な言い回し
・担当者がいない時は、不在を伝えるだけでなく、今後の連絡をお相手に提案する

と言った電話マナーを振り返って頂きました。

社会人として身に着けておくべき基本マナーをもう一度見直せたのは、とても意味あることだと思います。

マナーには一定の型や基本がありますが、そこには相手に配慮したり、敬ったりする気持ちが伝わるような仕組みも詰まっていますから。


特に顔の見えない電話でのマナーは、ビジネスの場面でも気を遣うものです。

もちろん、保護者の皆様に対応する先生方にも、是非身に着けていただきたいスキルでもあります。


今回の学びが先生方の信用を高め、学校に関係する様々な方との良い関係作りに役立てばと願うばかりです。

今回のお話はこれで終わります。


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2025年7月29日火曜日

夏休み中の学校の先生

「自分の学校で学力についての研修を夏季休業中に予定しているので、是非、本校でお話をしてください。」

と昔の同僚(私が校長の時の担任の先生)から電話がありました。

私の退職と彼の転勤は同じであり、それから3年以上が経ち、違う市町村立の学校であるのに、頼ってくれたのは嬉しいことでした。

今の仕事は、日向市のキャリア教育充実のためのものであり、他の町に行くのは躊躇されたので、お休みを調整して、川南町立唐瀬原中学校に行きました。


研修中に思ったのは、職員の若さ。

宮崎県の先生方は確実に若返っていると、今回も思わされました。

先生の若さは、子どもにとって魅力

私みたいに、ひなた坂もミセスも?の感性では、共感力が始めから違いますからね。


しかし、教育の難しいところは若さだけでは補えない技があること

教育心理学も含め、知識と経験が結びついてこそプロになるからです。

仏様のように優しいし、声掛けもしてくれるけど努力を怠たる不器用な外科医より

しっかり修練して手技を磨いた外科医に命を託したいのと同じです。


折角子どもが慕ってくれるのなら、そのアドバンテージに胡坐をかくのではなく、確かなプロの技で一人一人の子どもを伸ばさなければなりません。

しかも、子どもの可能性を引き出し育てる技術と、悪い芽を摘む技術の両方とも求めれます。


そんな技術を先生方は、こういった夏の研修で磨いているのです。

働き方改革が叫ばれ、教師の研修機会が減れば減るほど、不器用な外科医が増えそうな気がして怖いと感じるのは私だけでしょうか。


そういった危機感を唐瀬原中学校の職員は拭い去ってくれました。

研修後のアンケートでも、自分で試してみようという声が沢山あり、若手教師の前向きさを感じることができました。

唐瀬原中学校の校長先生をはじめ、先生方、良い機会をありがとうございました。

今回のお話はこれで終わります。


次回をお楽しみに。

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2025年7月28日月曜日

学びの姿勢 大王谷学園初等部

 7月22日に大王谷学園の職員研修にて、

①よのなか教室(社会人講師)での話の引き出し方

②学校におけるマナー

の2つのテーマで研修を行いました。

①の研修では、学校に来ていただいた「よのなか先生」の話を上手に引き出すワークショップを行いました。

イメージで言えば、徹子の部屋における黒柳徹子、サワコの朝の阿川佐和子

ゲストが持っている知見や経験、考え方を引き出す練習です。

学校には、様々な大人がやってきますが、目標を明確にしなければ、伝わる内容が曖昧になってしまいます。

だからこそ学校の先生の引き出し方が大切なのです。


引き出すことが苦手となれば、ご自分の指導を見直す必要があるはず

なぜなら、学校の先生は児童生徒の考えを引き出すプロだからです。

と言っても、面識のない「よのなか先生」から話を引き出すのは、ハードルが高いでしょうから、ある一定のやり方に乗せての練習をしたのです。


②では、電話マナーの研修を行いました。

先生方は大人ですが、案外、社会人マナーを学ばずに教壇に立っていることもあり、研修後のアンケートから、社会人としての自分を見直す必要を感じた方が多かったです。


それにしても、大王谷学園初等部の先生方の学びの雰囲気が素晴らしい。

いろいろな学校で講義をさせて頂いてますが、講師を乗せる雰囲気がある学校とそうでない学校があります。

いわば学校のカラー

学びの雰囲気が素晴らしい学校は、働きやすそうだなと感じます。



働き方改革は勤務時間だけではなく、こういった同僚性が大切なのだろうと大王谷学園初等部で学ばせていただきました。

有難うございました。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月27日日曜日

日向ひまわり支援学校でのキャリア教育ワークショップ

 先日、日向ひまわり支援学校で、聴くだけの座学ではなく、ワークショップ形式でキャリア教育が実施されました。

今回ご協力を頂いたのは

・(株)マルイチ 

  高木資子さん

・永寿園

  施設長の濱口昌さん 椎葉さん

・木の芽会 

  会長 鈴木 幸助   (株)アサノ

  会員 橋口 陽平   (株)大忠 センター長

  会員 服部 かおる  (株)HATSUTORI 代表取締役

の皆さんでした。


事前に生徒さんの希望を聞いたところ、スーパー、介護、木材関係の仕事を知りたいとのことでしたので、その仕事の説明と仕事の内容の疑似体験で今回のキャリア教育ワークショップを展開したのです。

マルイチの高木さんは、結構な量のジャガイモを持ってきていただき、450gの重さで袋詰めを体験させてくださいました。

ジャガイモの中には、商品として不合格の物もあり、その区別は、プロでないとすぐにできないものでしたが、実体験を通して「働く」を経験できました。


永寿園の皆さんには、実際に使う食事や入浴等の福祉物品を扱う体験を提供していただきました。それらの介護用品には使いやすさの工夫が随所に見られますから、実物での勉強が進みました。

また、ゲームやレクレイエーションも実際にやるものを体験し、福祉の学びが深まりました。



木の芽会の皆さんは、植林、伐採、加工などのお話をした後、箸の加工体験を進めました。




伐採後は、加工やバイオマス利用など、幅広く利用されますので、林業でひとくくりするのは難しいようですが、生徒さんなりに理解が深まったようでした。

どの方も事前の準備も大変だったでしょうが、ニコニコされていて、その苦労を感じさせず、地域の子どものために学びを提供してくださいました。


有難いことです。

子ども達の「世の中理解」が、少し広がりました。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに

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2025年7月24日木曜日

よのなか先生から学ぶこと(11) 青木雅矢さん

今回のよのなか先生は、青木雅矢さん。




認定こども園伊勢ケ浜保育園の園長先生です。

富島中学校だけでなく、市内の小中学校でもお話をしたり、生徒の体験学習を受け入れたりされるわが町の教育応援団長的存在です。

特に、就学前教育や幼保小連携教育の大切さにされ、その分野でもご活躍の方です。

その青木さん

目の前の中学生の多くが卒園児だということもあって、その成長に目を細めながら話も熱を帯びました。

青木園長は、大学卒業後に民間企業で働いていましたが、自分が本当にやりたいことは何なのかを考え保育士の免許を取りました。

これまでに紹介したよのなか先生同様、学び続けて自分の未来を拓いていたのですね。


青木さんにそのきっかえを与えてくれたのは、カナダやアメリカの友人でした。

同じ仕事をしていても彼らは、そこで資金をためて夢の実現に動こうとしていたからです。

勉強して大学に入り、大きな企業に入れば、それが幸せだと考えていた青木さんは、「何のために働くのか」を突きつけられて、リスタートの場所を保育園としたのだそうです。


青木さんは語りかけます。

保育は、働き手にとっては、成長に寄り添える魅力的な仕事。

しかも、社会的に果たしている役割は大きいお仕事だと。

保育園がなければ、医師も、農家も、お店の仕事もできなくて困る人がいることも。


保育のお仕事で大切なことも教えてくれました。

それは、職員の心のゆとり。

園児の些細な体や心の変化に気づくための心のゆとりだそうです。

そのために業務の効率化を図るDX化を進め、データの管理・活用も進めている。


常に課題意識をもってお仕事をされている青木園長らしいエピソードですね。


さて、1学期のよのなか先生の紹介は、一旦ここで終わります。

2学期のよのなか先生の活躍にもご期待ください。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに










2025年7月23日水曜日

よのなか先生から学ぶこと(10) 黒木伸介さん

今回のよのなか先生は、黒木伸介さん



大王谷校区で、看板業をされている方で、学校教育に大変協力的な方です。

実は、大王谷学園には大きく、鮮やかな看板や垂れ幕がありますが、ほとんど黒木さんが寄贈してくださったものです。

商売度外視?

中学生の体験学習を受け入れ、中学生に製作させたものが、学校を生き生きと飾っています。

ちなみに財光寺中学校の看板などもそう。

黒木さんの看板は市内の多くの学校を飾っています。


そんな黒木さんですが、本センターの椎葉コーディネータと何度も打ち合わせをしながら

少しでも良いものを作り上げようとこだわってくださいました。

そのこだわりは、仕事にも

「お客様の立場 第三者の立場に立った視点、両方の視点を大切に、効果と満足を実感頂けるものづくりを目指します」

の社是にも表れています。


仕事で工夫しているのは、整理整頓と確かな準備

スムーズに仕事に入れることが大切だと強調されました。

中学生は、スムーズに勉強に入れる準備が疎かなことがありますから、良い準備の癖を今のうちに身に着ける大切さが伝わったことでしょう。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月22日火曜日

よのなか先生から学ぶこと(9) 黒木基広さん

 今回取り上げるのは、市内の建設会社ISECの黒木基広さん。



市内の小学校のPTA会長さんでもあり、中学校の体験学習を快く受け入れて下さっています。

学生時代はラガーマン、しかもキャプテン。

ラグビー経験者の方々の多くが誠実で、チャレンジ精神が旺盛なのは何故だろうと、思わさられることが多いのは私だけでしょうか?


大学卒業後にハウスメーカーに就職した後、家業を継ぐことになります。

しかも、ハウスメーカーでは営業職だったので、建築士などの資格取得も努力されています。

そんな黒木さんは、仕事を通して

・町を作る

・地図に載る仕事ができる

・そこで暮らす人の物語を一緒に作れる

と建築の魅力を教えてくれました。



人間関係作りで大切にされているのは、

・相手を尊重し、決して取引先との上下関係を作らないこと

だそうです。

私は、仕事の中でも決して卑屈にならず、言うべきは言い、聴くべきは聴いて、取引先の信頼を得ている姿が想像できました。


課題解決で工夫していることとして

・分からないことは素直に聞く

・できないことはできる人にお願いする

を示されました。

学校では、何でもできることが正解のように指導されることがありますが、社会から別解を突き付けられ、安心感を覚えた生徒もいたようでした。


多様な価値や考え方に触れる「よのなか教室」の真骨頂です。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月21日月曜日

よのなか先生から学ぶこと(8) 吉川千明さん

 今回は、市内でDanbo Deliを経営されている吉川千明さんです。



素敵なBarと、体に優しいご褒美お弁当、ケータリング事業、料理教室、九州米の海外輸出、シンガポールでの海外フェアなど、その活躍は八面六臂。

しかも、今も計画的に資格取得をしたり、経営を学んだりと、その歩みを止めない方です。


日向市に来られたのは小学校時代ですが、それから地元の中学校に進みました。

ですから、今回のよのなか教室は、自分の出身校。

「先輩教室」でもあった訳です。


吉川さんが本格的にご自分の事業に着手されたのは15年くらい前のこと

30代後半の時期でした。

それまでに経営の経験があった訳ではありませんが、現状を変える強い気持ちで事業がスタートさせたそうです。

大きな石も動かし始めに力が必要で、転がりだしたら何とかなるものです。

吉川さんの、始めの力の入れ方が想像できます。


お仕事を広げる資格取得も熱心で、野菜スペシャリスト、調理師、初級食品表示診断士他、

なんと介護職コーディネーターでもあります。

吉川さんが提供しようとするサービスの質が想像できます。


人間関係作りでは

・あいさつをする → 明るい声で「おはようございます!」

・話をよく聞く → 相手の気持ちを大事にする

・約束を守る → 信頼される人になる!

を大切にされていました。


子ども達には、一緒に働きたい人は

・ありがとうをちゃんと言える

・ まわりに気づかえる

・ミスをしても正直に話せる

・ みんなを応援できる

だと励まし、中学校時代の今でもできることを示してくれました。


仕事で大切にしている自己管理として

・健康に気をつける(体調管理)

・時間を守る(遅刻しない)

・イライラをぶつけない(感情コントロール)

・ミスがあっても言い訳せずに行動する

を示し、学校で先生たちが言っていることが、社会でも必要なことだと教えてくれました。


吉川さんは、人のどんな役に立つかを考えて働かれています。

中学校でも、いろんな係や当番があり、それらも誰かのために役立つ仕事ですから、日常を見直すきっかけになったことでしょう。


吉川さんには、市内の小中学校でこれまでもお話をして頂いています。

その語り口は、いつも生徒を惹きつけます。

正直な気持ちを、いつも誠実に伝えようとしてくださるからだと思います。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。


2025年7月16日水曜日

よのなか先生から学ぶこと(7) 岩本倫尚さん

さて、今回のよのなか先生は、建設業「七組」の岩本倫尚です。



日向市内の小学校を卒業し、その後に他県の学校に入学し、就職後に家業を引き継ぐことになって地元で頑張っている経営者さんです。

中高時代には音楽に夢中で、かなりのレベルまで極めたらしく、今の音楽界でも有名なアーティストたちと競い合った過去もあります。

今では、その技術を生かし、市のイベントなどでも活躍されていますし、小学校に建設重機などを持ち込んで実演での学習を提供するなど、教育にも熱い関心を持たれている方です。

事前の打ち合わせでも、その軽妙な受け答えや、提案を超えた提案をするなど、本当に力のある方です。


そんな岩本さん

今回の話は、先ず仕事で得られるお金はどこから入るか?

を生徒に考えさせることから始まりました。

・ミュージシャンなら観客やスポンサーなのに対し、建設や土木は公金(納税者)から

・特定のファンのための仕事と違って、建設や土木の仕事は不特定の多くの人のための仕事だあること。

・利益率の考え方

など、分かりやすい例えを使っての説明が子供たちを惹きつけました。


実際の仕事の様子をドローンで撮影した動画を観ることもできました。

しかも、ビフォーアフターが分かる形で。

工事の進捗の様子が早送りの画像で、しかも得意のバックミュージックつきで。

動画を扱った経験がある人なら分かると思いますが、数分の動画編集でも写真や動画を順番を考えて入れ替えたり、音楽のタイミングを合わせたりするのはとても大変です。

今回、岩本さんは、快くよのなか先生を引き受け、何度も動画を作り直すなど、事前の準備がとても丁寧でした。

日頃のお仕事ぶりが想像できました。


さて、仕事で必要なことをコミュニケーション能力と言った岩本さんが生徒にさせたのは後だしジャンケン。

相手の指を見て出すのだから、負けるはずがありません。

会話も同じ。

まずは相手の話をしっかり聞くところからだそうです。


仕事で大切にされていることとして、

・自分自身の生活と成長のため

・悪銭を稼がず、精銭を稼ぐ

・働くことによって社会に必要とされる

ことなども教えてくださいました。


それにしてもレベルが高かった

こんなに分かりやすく、熱く語ってくださるよのなか先生が郷土にいたことに感激です。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに

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2025年7月15日火曜日

よのなか先生から学ぶこと(6) 是沢利保さん

 今回のよのなか先生は、是沢印刷の是沢利保さん



日向市の教育委員のお一人でもあります。

教育委員自ら、よのなか先生として本市のキャリア教育の手応え感を直に得るのは、とても有難いことです。

さて、是沢さんは地元出身ですが、一時期、大手の企業で活躍されていました。

地元に戻られてから、地域活性化や地元貢献に頑張っておられ、日向ひょっとこ祭りの元実行委員長でもあります。

そんな是沢さんが、出身の中学校でよのなか先生として話をされたわけです。


是沢さんが仕事をしていく上で大切にしているのは、「お客様にとって」の視点です。

どうすればお客様が満足していただけるかを大切にされています。

仕事は天から降ってくるのではなく、自分を信頼し選んでくださったお客様に確かな仕事をして、互いに感謝しあえる関係があって成り立つものだと強調されました。

中学生の時期は、自分のことはさておき、すぐに責任を他に求めてしまうこともありますから、生徒の心に刺さったことでしょう。


私が印象に残ったのは、「ピンチをチャンスに変える大切さ」です。

印刷の仕事でも、ちょっとした手違いやミスで依頼主のオーダー通りにでき上らないことがあります。

そんな時は、焦ってしまって、気持ちも沈みそうですが、

是沢さんは、いかに早く改善策を示して仕上げるかを考えるそうです。

その真摯で正直な取組の姿が、お客様の信頼を深めることになるのですね。


人間の本性なんて、修羅場で顔を出すもの。

日頃どんなに偉そうなことを言っていても、ピンチの時にこそ本物が現れます。

まさに、そのピンチの時の姿が本物だから是沢さんの仕事に信頼が集まるのだろうなと思ったところです。


中学生にとっても、中学生なりの修羅場の連続の学生生活。

そんな時に、是沢さんの考え方を思い出してもらいたいものです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月14日月曜日

よのなか先生の話から学ぶこと(5) 宮田理恵子さん

今回取り上げるのは、イオン日向の宮田理恵子さん。



宮田さんには、市内の複数の小中学校で総合的な学習の時間を中心にご協力いただいております。

テーマはサステナブルなものが多く、イオンの先進的な取り組みに子ども達も興味津々です。


今回の自己紹介で、ご自分とバスケットボールとの関り、就職の際の心の揺らぎなどに触れられました。

中学生にとって部活は現在進行中ですから、捉え方は参考になったはずです。


さて、イオンと言えば世界14か国に18000店舗を展開する大企業です。

宮田さんは、

①食料品担当の時は、産地や味、特徴をしっかり覚える

②食品レジでは、お客様の指摘をクレームとせず改善の財産にする

③教育係の時は、店ごとに違う問題点を明確にし、個人に合わせた伝え方をする

④経験を積んでいる最中も初心に帰ることを忘れない

⑤現在は、顧客満足度を上げるだけでなく、地域貢献の視点を持つ

など、経験を重ねる中でも、常に課題意識をもって取り組まれています。

こういった、現場感覚のトレーナーだからこそ指導される従業員も理解が進むのでしょう。


また、宮田さんは

「あの人とは合わないから話はしないという態度は、社会では決して通じない。」

と諭しました。中学生は人間関係に悩む時期であり、極端な態度を取ったり、どんな態度をしたらよいのか迷ったりしますので、この指摘は心に響いたようです。

さらに

「人の話を鵜呑みにせずに、自分で確かめる。」

「働く現場に私情を持ち込まず、プロの仕事をする。」

ことにも触れました。

今はSNSなど自分の知らないところで流れている情報に惑わされることも多い中学生ですから参考になる考え方でした。

学校でも人の好き嫌いで学び方を変えたら、学習効果は落ちます。

話を聞いた大王谷学園生の、学び方も変わることを期待したいですね。


今回のお話はここまでにします。

次回をお楽しみに

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2025年7月10日木曜日

よのなか先生の話から学ぶこと(4) 緒方康彦さん

 今回取り上げるのは、SEIKADOの緒方さん



チーズ饅頭やフルーツサンドで有名なお店のオーナーさんです。

家業を継ぐつもりはなかった緒方さんですが、家業を継ぐことを決めて修行に入ります。

ところが、修業は簡単ではなく、メンタルも上がりませんでした。

甘いものを作る仕事の修業が辛いものだとは・・・。

プロの技を身につけるのは、どの世界でも決意の継続が必要なのですね。

緒方さんは、修業を終えて、お店を任されるのですが、順風満帆で過ごされたわけではないそうです。

例えば、コロナ禍

人の流れが止まると売り上げも上がりません。

そんな中、新たなチャレンジで取り組んだフルーツサンドを大流行させます。

ピンチでも絶えず考える

ピンチでなくても絶えず考える

そういう姿勢が、チャンスを連れてくるそうです。

賞味期限前の商品をSDG’Sセットとして売り出したり、上手にメディアを利用して広報したりと、工夫やアイディアは現在進行形です。


つまり、工夫改善が日常であり、トライ&エラーがお店を磨いているようです。

また、スタッフには

時間厳守をお願いしているとか

時間を守らないと人の時間まで奪うことになるからだそうで、そういった心配りができない人にお菓子を作ってもらったとしても、期待できないそうです。

また、食べる人が幸せになるお菓子を作る人が、渋顔で作ってほしくないと考えているようです。

チームワークよく楽しい気持ちで作ってこそ、食べる時に笑みがこぼれるお菓子ができると信じているからだそうです。


私が一番感銘を受けたのは、手作りを大切にしているところです。

大量にお菓子を作る時、どうしても機械に頼るお店が多いそうですが、SEIKADOは手作りにこだわっているそうです。

お菓子に思いを込める。

愛情を注ぐ。

季節によって変わる生地の配合や寝かし方は、手作りで磨かれた感性が教えてくれるとか。


その日々の努力が認められ、販路拡大の話が舞い込むこともあるそうです。


話から、自分が納得できるまで学び、試すことは、大人になっても大切であることが伝わりました。

であれば、中学生の今

逃げずに未来づくりに向き合ってほしいものだと思ったところです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月9日水曜日

よのなか先生の話から学ぶこと(3) 児玉崇さん

今回のよのなか先生は、和田病院の児玉崇さん。



なんと日向市出身の有名なプロ野球選手、元ヤクルトスワローズの青木選手と小中学校時代のチームメイトです。

小学校時代は宮日旗を制しましたが、中学校では県大会にすら出場できなかったとのこと。

一人のビッグスターだけでは、野球の試合を制するのは難しいことが分かります。


高校は、お母様の病気の関係から将来の道を看護師に定め、進学し、必要な資格を取得。

野球との文武両道ができるほど自分は器用でないと思い、勉学に力を注いだ高校生活を過ごします。

20歳で看護師の国家試験に見事にパスし、23歳で念願のオペ看に。

人間関係に悩むことはありましたが、様々なことを克服し、33歳で難易度の高い感染管理認定看護師の資格を取得。

この資格をもっていると、コロナみたいな感染症流行時に院内での大きな責任を任され、指示を出すことができます。

日向市内には1人しかいないし、県北全体でも5名程度だという資格だそうです。


原点は、母の病気


そこから看護の道を究めたのです。

男性看護師は宮崎県では珍しい時代に、その道を志し、今も学び続けている姿勢が子どもたちの心に響きます。


自分が目標とする大人になるために何をすべきか目標を立て、今、自分がどの段階にいるか、足りない部分は何かを分析する話も印象に残りました。

学校では、目標を学期ごとに立てても、目標の進捗管理は曖昧になることが多いからです。

生徒にも良い勉強になったはずです。


児玉さんは、子どもたちにメッセージを伝えました。

・基本を大切にすること

・自分のことは自分ですること

基本を大切にしてスキルを積み上げ、大人として認められる仕事をしてきたからこその言葉でしょう。


子どもたちの今日が変わるといいですね。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月8日火曜日

よのなか先生の話から学ぶこと(2) 西村光平さん

 今回取り上げるのは、大洋開発の西村光平さんです。



西村さんは、日向市内で不動産業を経営されている方で、世相マンガやイラストでも有名で、数々の賞を受賞され、文化事業にも貢献されている方です。

その西村さんの自己紹介が面白い。

高校卒業後、測量会社に入ると頭角を現し、収入も右肩上がり。

そんな中、あてにしていた仕事ができなくなるピンチに見舞われ、自分で不動産会社経営を決意します。

その年齢は何と26歳。


しかし、はじめから上手くいった訳ではありませんでした。

顧客数も限られる中、堅実な仕事で販路を拡大していきます。


トラブルもありました。

例えば、医療関係の方から依頼を受け、かなり大きな土地を探し、提案した時のことです。

何度も、土地の持ち主に地中に何も埋まっていないことを確認したにもかかわらず、造成工事中に・・・。

大きなトラブルになりますが、問題を前にしてただ悲嘆にくれるだけでなく、真摯な対応を続けて解決にたどりつきます。

誰かのせいにするのは簡単ですが、ピンチで学んだことを生かし、それまでに築いてきた信用を糧に事業は伸びていきます。


今振り返れば、若い頃は売り上げを気にするあまり、やや強引であったと反省することもありますが、

結局は、お客様がいかに満足してくださるかを突き詰めていくと、違った展開も出てきたようです。

と西村さんは話をつづけました。


そういえば、西村さんは地域貢献やボランティア、文化事業推進などにも力を入れている方で、そういった裏表のない毎日が、多くのサポーターや理解者を得たのではないかと想像させられました。


西村さんは語ります。

自分の考え方を強引に押し付けても、相手が理解し、納得してくれなければ何事も進まないと。

また、素直であること、いったん十分に相手の言うことを聞いて自分の箱の中にしまってみることを薦めてくださいました。

仕事をしていると、10人のお客様がいれば10通りの価値観や個性を持っていて、学校の勉強のように答えが一つであることの方が少ない。

だからこそ、相手に自分を理解してもらわないといけないし、相手を理解する努力をしないといけない。

違う言い方をすれば、相手に好かれる、認めてもらうというのはとても大切なことだと。


生徒も、西村さんの話は未来の話ではなく、中学校生活の今、大切にすべき視点だと気づいたようです。


これこそ、よのなか教室ですね。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月7日月曜日

寺迫小学校よのなか教室 クリーン日向さん

 今日は、日向市南部の寺迫小学校の「よのなか教室」でした。

今回の、よのなか先生は「クリーン日向」の皆さま。

これまでのよのなか教室と一味違った取り組みです。

いつもは、よのなか先生によるお話が主なのですが、今回は「リアル」を体験する時間が設けられていました。

わざわざ、会社からパッカー車と4トン吸飲車を学校まで持ってきてくださったのです。


おかげで、ゴミがどんな仕組みで収集され、清掃センターで廃棄されるのかがよく分かりました。

体に伝わる音や振動は、話だけでは伝わりません。

スイッチが入り、機械音がうなりを上げるたびに、

「おーっ」

と子供たちの歓声が上がりました。

用意した大量の水を何秒で吸い取るかのクイズを出して子供に予想させ、

その予想があっているかを実演で確かめさせる工夫も見事でした。

運転席に乗せてくれたり、荷台を傾かせたりと、深くて記憶に残る学習でもありました。


そんな中、

「仕事は安全が大切です。そのためには、決められたルールを守らなければなりません。」

と教えてくれました。

「ルールを守らないと、機械に手が巻き込まれて、大事故になります。」

学校におけるルール

時々曖昧になりますが、その意味を考える良い機会になりました。


また、学校のトイレが詰まって、SOSが来たので駆けつけ、詰まったものを吸引してみると

鏡やタワシガ出てきたこともあったそうです。

詰まっていれば使えませんから、ルールを破ると知らない誰かにも迷惑をかけるのですね。

具体例は説得力がありました。


さて、このよのなか教室

事前に何度も打ち合わせをし、しかも前日も学校で確認をするなど

クリーン日向さんの会社を上げての取組のよさには頭が下がります。


社員さんこそ、クリーンだと思わされました。

この現場感のあるよのなか教室、他の学校も参考にしてもらえたらと期待したいです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月6日日曜日

よのなか先生の話から学ぶこと(1) 塚本さん

 先週は大王谷学園、日向中学校と「よのなか先生」計8名にご講話を頂きました。

どの話も興味深く生徒を惹きつけるものでしたので、そのエッセンスを紹介いたします。


一人目は、大王谷学園でお話を頂いた塚本さん

校区内の介護付有料老人ホーム大王谷スカイホームとデイサービス心愛にお勤めです。

まずは、中学校時代のエピソードから

小学校時代にバレー選手として活躍していたけれど、中学校のネットの高さに愕然。

このままでは、決してレギュラーになれないと入学直後から暗い気持ちに・・・。

結局、バレー部に入部しませんでした。

ところが、中体連の県大会に日向地区代表として出ていく部活動生を励ます推戴式で体育館ステージ上で紹介される友達の様子を見て、一念発起しました。

バレーでなくても、自分の努力で何とかなる部活動に入り、あの壇上に上がろうと覚悟を決めたのです。

選んだ部活動は、テニス部。

懸命の努力で、見事に県大会出場を勝ち取り、壇上の栄誉にたどりつきました。

ゴールを決めて努力をする中学生時代のエピソードは用意していただいた中学校時代の写真とともに生徒たちの心をつかみました。


今のお仕事を選んだのは、ご自身の祖父母とのお別れがきっかけでした。

都会でやっていたウエディングプランナーはこれから幸せになる人の伴走でしたが、祖父母との別れから、人生を終えていく人たちの伴走に力を尽くしたいと考え帰郷しました。

資格を取るにつれ、資格なしでは聞いてくれなかった人も耳を傾けるようになり、学ぶことの大切さに気付き努力を続けたということです。


私が印象に残った話として

認知症が進んでいる方が夕方になってソワソワする時に、単に話し相手になるのだけでは、毎日のソワソワは続くという例です。

原因を探って対策を取る解決方法が見事でした。

認知症の方がソワソワするのは

「子どもに晩御飯を作らないといけないから。」

「主人が仕事から帰ってくるから。」

と自分が若い頃に戻ってしまって、焦っているからだと突き止めた塚本さん。

さっそく、お手製のバスの停留所を所内に作り、ベンチを置き、帰りのバスがあって、いつでも帰ることができるように伝えて、そこで安心させた話です。

バス停で落ち着いたお年寄りが夕方を迎えるとお腹もすくので、

「もう、今日はここで晩ご飯を食べよう。」

と誘うと、

「そうだね。」

といって夕飯に向かう方々。

無理に説得したり、強制するわけでもなく、気持ちを大切にしたやり取りがケアマネらしいと感心したところでした。

何のため、誰のためのを考えた仕事は説得力がありますよね。


こういった話が生徒の心に入ることを期待したいものです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月3日木曜日

読書が連れていく世界

 

日向市では、新しい図書館の建設計画が少しずつ進められ、市民の皆様の新たな居場所として期待されています。

一方、若者の活字離れは深刻で、新聞の発行部数は右肩下がり、小中学生の読書冊数は増えているものの、高校生や大学生は顕著に読書冊数、読書時間が減っています。

となると、生涯にわたって本を楽しむ文化はできていないのかもしれません。

ただ、小中学生の読書も読みやすいもの、面白いものが中心で、様々な分野を読んでいるとは言えません。

もちろん、本の趣向は、個人によって異なるのが当たり前で、分野を指定されてしまうと読書欲そのものを削いでしまうでしょう。

ただ、食わず嫌いというか読まず嫌いをなくしたいものです。

元の台湾デジタル相のオードリー・タンはその著書「Thinking skills」で面白いことを教えてくれています。

世界の自動車市場を席巻しているテスラのイーロン・マスクもオードリーも小さな頃からSF小説が大好きで熱中したらしいのです。

SF小説は、もちろん、空想の世界ですが、未来を考えるトレーニングであり、現実の世界よりも広い世界を楽しめます。

人間の想像力は、現実世界を圧倒するもので、NHKの大河ドラマでさえ、原作を読むと概略版に感じてしまいますからね。


また、詩の世界も意味があるようです。

日向市で言えば、牧水短歌でしょうか?

俳句や短歌、詩で使われる言葉はとても精選されています。

精選された言葉は短くても的確な意味や概念を読み手に想像させます。

数学ではありませんが、精選された言葉の深い意味を読み取ったり、書いたりする作業をオードリーはプログラミングにも活かせると語っています。

複雑なものをより簡潔にする力がつくのでしょう。

 

そう考えると国語の勉強も違って見えてきませんか?

 

夏休みが始まります。

学校では、夏休みに向けて図書の貸し出しも始まります。

子供達には、沢山本を読んで、現実世界の何倍もの大きさの世界を旅し、思考を深めて欲しいものです。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに

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2025年7月2日水曜日

履歴を磨く

「履歴を磨く」は、分かりづらいかもしれませんが、要は自分の頑張りの客観的評価を積み重ねるということです。

例えば

「私は、貿易関係の仕事に興味があったので、中学生時代は英語を頑張りました。」

と自己アピールをしても、「頑張り」には個人差があるので、評価は難しいです。

1時間で精いっぱい頑張ったと思う人と、5時間やって頑張ったと思う人がいますからね。

そんな時に、客観的に「頑張り」を証明してくれるのが、検定だと思います。

小中学校で言えば「英検」「数検」がそれです。

ただ、小中学生の時期は部活等の練習試合や友人との付き合いなどが優先されて、英検自体を選ばないこともあり、親としては歯がゆいこともあります。

その時は、

「英検なんて」

と思うかもしれませんが、後で

「あの時に、受けとけばよかった。」

と悔やむ人も多いようです。

我が町日向市では年に3回しかチャンスはありませんからね。(地域によってはコンピュータ方式(英検S-CBT)が導入されて、毎週受験できます。宮崎県では宮崎市)


市内の富島高校生徒の中には、将来に備えて計画的に簿記や情報処理、秘書、保育などの検定を積極的に受け、見事に突破している生徒もいます。

高校生なら、遊びも部活も、やりたいことはいっぱいあるだろうに、ちゃんと未来を見据えて努力ができるのは偉いなあと思います。

教科の勉強でなくても自分の興味や強みを伸ばしたければ、はやりのドローンでも16歳から受験可能。

しっかり準備して、挑戦し、認められた資格を取るのは大切なこと。

若いうちから、合格までのスケジュール管理や目標設定などを学べば、大きな財産になります。


人と比べる必要はありませんが、履歴を磨くことは、自分磨きにも繋がります。

どんどん挑戦してほしいものです。


たっぷりある夏休み

子どもの与えられる時間はほぼ平等

何に使おうがも個人の勝手


しかし、使い方で少し自分磨きができるかもしれませんね。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみに。

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2025年7月1日火曜日

名前を呼んでの応援

夏の全国甲子園大会の都道府県予選が始まります。

悲喜こもごもの筋書きのない青春ドラマ

観る者を惹きつけるのは当然です。

ところで、スポーツでは選手の名前をコールするのは当たり前で、時にはドラムやトランペット・・・。

日常生活で、名前をよんで声援することは、少ないですよね。

勉強中に

「がんばれ、がんばれ、太郎!頑張れ、頑張れ、太郎!」

とか

「太郎!しっかりボールを見て!」ではなく、「太郎!しっかり問題を見て!」

なんて励まされたら、かえって迷惑です。


そういう意味では、スポーツでの声援は親子の関係や仲間との関係を強めるものでしょう。

大声で我が子の名前を呼べますからね。

叱るではなく、励ます意味で。


近頃は、個人情報とかプライバシーとか厳しくなって、個人の顔と名前が特定されるのが、

OUTになってきている気がします。

しかし、日向市が目指しているコミュニティスクールでは、名前を呼んで励ます人間関係を大切にしてほしいものだと願っています。


今回のお話はこれで終わります。

次回をお楽しみ。

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個別最適な学び?

 学力の二極化が問題になっています。 学力分布のグラフは、山型から、ふたこぶ型へ変わってきました。 先生方は、大きな山をターゲットにした授業をやっていれば良かったのに、 その山が今や二つに分かれて、左右に移動し、峡谷になって、そこに子どもがあまりいないのですから、大変です。 でき...